どーも皆さんこんにちは。脱サラブロガーのキック(@kikumer)です。
いやあみなさん、聞いてくださいよ。
僕今年(2018年)の5月に脱サラして無収入になったんですけど、税金とか社会保険料とかむちゃくちゃきたんですよ。
まじかああ!ってなりましたよ。ほんと。
【脱サラあるある】
・住民税高い
・健康保険料高い
・保育園料高い・なのに収入低い
次の年からは所得に応じて支出は下がるから、ホントに最初の1年がキツイ。ここでいかにキャッシュフローを減らさないかが勝負なんだよなあ。
— キック@貯金で独立ブロガー (@kikumer) 2018年5月17日
なので今日は、脱サラしようかなーと考えている人たちが僕みたいに不意打ちを食らわないように、脱サラする前の最低限用意しておいたほうがいい資金はいくらか、どうすれば負担を軽減できるかをお伝えします。
脱サラに貯金が必要なのはなぜ?独立後の方が負担が大きい理由
って思う人も多いかもしれませんが、実は税金は変わらないんですが、独立してからの方が社会保険の負担が大きくなるんです。
これは、会社側があなたの保険料の半分を支払ってくれているからなんです。労使折半というやつですね。
正確には厚生年金、健康保険、雇用保険の3つの半額を会社側が負担してくれています。
そう、サラリーマンは会社さまさまなんですよ。
いろんな保険を半分払ってくれて社会保障付き、なおかつ固定給もらえるんですからね。
脱サラすると会社の半額負担がなくなるため、実質自分が負担しなくてはいけない金額が多くなるんです。
実際にいくらきた?独立後の税金と社会保険料!
国民年金以外の社会保険料や税金は年収に応じて変わるため自分の昨年の年収ならいくら必要かは計算しておいた方がいいです。
僕は昨年サラリーマンの年収が700万円だったので、これを参考に見ていくことにします。
住民税
脱サラ後の税金として1番大きくのしかかってくるのは住民税です。
僕が今回払うことになった住民税は
348,000円
でした。
ついに住民税来た!!
348000円!!!
ぐわあああああ!
今年の9月から保育園料も倍になるでしょう。貯金は200万ほど減るでしょう。
ブログで稼げなければ臓器を売るしかないでしょう。#脱サラあるある pic.twitter.com/nKpWrgqwyj
— キック@貯金で独立ブロガー (@kikumer) 2018年6月13日
脱サラした後にこれは結構な打撃なんですよね。
本来払わないといけないもので、会社員の場合は給料から天引きされるシステムなのですが、脱サラすると直接督促状が届くので一気に
ぐあっ!!
ってなります(笑)
住民税は自分で計算できるので、気になる人は昨年の自分の年収をもとに計算してみてください。
自分の住民税の計算方法
こちらに年収を入力すると給与所得を教えてくれるので、その所得から一人暮らしの人は33万円の基礎控除(住民税用)、生命保険料控除→(計算ツール)を引いて、その金額に10%かけた金額が住民税。
健康保険料
健康保険料は月34,000円きました!
ヒョエーーー!
住民税と合わせて6万強を毎月払わんといかんのかいな。鬼やがな。
国民年金保険料
さらにさらにたたみかけてくるのが国民年金保険料。
国民年金保険料は年収にかかわらず、社会人は基本的に全員払わなければいけないお金です。
国民年金は毎月
16,340円(※毎年変わる)
これも地味にけっこう大きいですよね。
結局いくら用意せなあかんの?
【脱サラした田舎暮らしの固定費】
・国民年金=16340円
・健康保険=34000円
・住民税=29067円(月換算)
・保育園=13700円(9月から倍)
※昨年の年収が700万の場合・家賃=33000円
・光熱費=7500円
・通信費=8000円合計141,607円
ここに食費と交通費等で大体20万くらいはくる。#脱サラ
— キック@貯金で独立ブロガー (@kikumer) 2018年6月15日
社会保険料と住民税で脱サラ後の毎月の負担額は
79,407円
ズドーーーーン!!
僕の場合、脱サラしたら毎月約8万円の負担が1年間襲ってきました。
脱サラ乙。
これは会社辞めない方がいいなw
また、子供がいる人は保育園料も住民税の金額で変わってくるので注意が必要です。
算定基準は地域によって違うので、気になる人は「地域名(市町村)保育園料算定表」とかでググってみてください。
僕も今年の9月からの保育園料が上がります。
とほほ。汗
もちろん年収に応じて負担額は変わります
ただ
先ほども言いましたが、昨年の年収や扶養親族の数によっても税金や健康保険料は変化します。
年収 | 住民税 | 社会保険料・年金 |
200万円 | 9.2万円 | 29.2万円 |
300万円 | 16.2万円 | 44.5万円 |
400万円 | 23.6万円 | 58.3万円 |
500万円 | 31.6万円 | 70.4万円 |
600万円 | 39.6万円 | 85.8万円 |
700万円 | 48.0万円 | 101.2万円 |
800万円 | 57.0万円 | 110.2万円 |
900万円 | 66.0万円 | 114.7万円 |
1000万円 | 75.0万円 | 119.9万円 |
※年収の手取りは実際にはいくら?より一部抜粋
これは一般的なラインの数字なので、正確なものではないですが、
この表をもとに、自分が払うべき金額がいくらくらいなのかは大体でもいいので把握しておきましょう。
ちなみに社会保険料は雇用保険なども含まれているため、ここに関しては独立後の金額は3分の2くらいで考えておけばOKです。
あと、所得税は年末調整で納税済みなのでとりあえずは考えなくてOKですね。
独立後の税金、社会保険料を軽減する方法
住民税、健康保険料、年金、それぞれ「いくら払え!」という督促状が届きます。
黙って大人しく払うこともできますが、条件によっては負担を軽減する方法もあります。
国民年金保険料は免除申請できる?
国民年金は、割とあっさり免除してくれますね。申請時に何も聞かれず、決まり通り処理してくれるので、ネックになっている人は、即申請を。
— とらべるじゃーな!@とらべるじゃーな はてなブログ (@jarna_jp) 2018年6月15日
国民年金はわりとサクッと免除申請できます。
国民年金保険料の免除ができる条件は所得に応じて決まるので、特に脱サラした人や学生は申請してみることをオススメします。
パート・アルバイト等で厚生年金に未加入の方
→ 保険料免除制度
ご本人・世帯主・配偶者 各々の所得審査
→ 納付猶予制度
ご本人・配偶者 各々の所得審査学生の方
→ 学生納付特例制度
ご本人の所得審査会社を退職した方
→ 失業による特例免除
世帯主・配偶者 各々の所得審査引用:国民年金機構
健康保険は任意継続か国保に変えるか金額を見て選ぼう!
会社を退職した後、健康保険料には
- 任意継続健康保険
- 国民健康保険
このどちらかを選ぶことができます。
会社を辞めてから20日以内であれば申請できるので、国保の場合と任意継続の場合の金額を調べてみてください。
僕は調べた結果、任意継続の方が年間で5万円も安いことがわかったので申請しました。
任意継続健康保険を選ぶ際の注意点
資格喪失日の前日までに「継続して2ヶ月以上の被保険者期間」があること。
資格喪失日から「20日以内」に申請すること。(20日目が営業日でない場合は翌営業日まで)
詳しくは→全国健康保険協会公式HP
事業収入は節税しよう!!
【関連記事】:独立したら、基本的には個人事業主として事業収入を得ることになります。
そのため、節税は絶対やっておいた方がいいです。
翌年の税金やその他保険料が全然違ってくるからです。
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固定費も下げておこう!
税金や保険料とは違いますが、固定費も下げておきましょう!
僕も独立後、以下を節約しました。
- 家賃6万円→33,000円
- 車の任意保険8万円/年→55,000円/年
- 電気代9,000円/月→7,000円/月
- 携帯代5,000円/月→2,000円/月
合計:409,000円/月の節約
僕の見立てだとどんな人でも基本的に固定費は年間数十万円は節約できます。
具体的に何をすればいいかは月5万円は節約!?あなたが見直すべき固定費まとめとその方法に詳しく書いているので参考にしてください!
失業保険を受給しよう
できるならハローワークに行って失業保険を受給しましょう!
会社の倒産か自己都合などによってももらえる金額や期間は変わりますが、これも申請しないともらえないのでダメ元でも申請してみることをおすすめします。
失業保険に関して詳しくは失業保険をもらえる期間や受給資格・金額の計算方法など徹底解説!をご覧ください。
要チェックポイント!!
すでに火災保険に入っている人で築5年以上の一軒家やアパート等の建物をお持ちの人は、火災保険の申請で平均で100万円を受け取れる可能性もあります。
詳しくは火災保険申請の活用方法をご覧ください。2分くらいで読めます。
独立する前に副業か貯金は最低しておこう!
よく
って感じでやめてしまう人がいますが
まあ、それはそれでいいんですけど
最低限自分が今年いくらお金を払わないといけないのかを知っておく必要はあります。
勢いだけで独立したら、事業を軌道に乗せる前に息切れしてしまい、勝率はガクっと下がってしまうかもしれません。
もちろん勢いも大切ですが、資金計画もある程度は必要です。
前年所得にもよりますが最低限
- 毎月5〜10万円の副業収入
- 200万円の貯金
この2つのどちらかは満たしておきましょう。
どっちも満たせてないけど、今の職場は変えたいという人はまず独立ではなく転職を検討した方がいいかもしれません。
年収アップ・ホワイト企業へ転職するのにオススメの無料サイト5選!
子持ちサラリーマン25歳が1000万円貯金するために気をつけた10のこと
脱サラして自分の好きなことをしていこう!と考えることは素晴らしいことですが、その前にちょっと立ち止まって、脱サラした後の資金繰りを考えてみることをオススメします。