【生保レディ】保険外交員が効果的に節税するための経費11選と裏技3選!!

節税

どーも皆さんこんにちは。財務コンサルブロガーのキック(@kikumerです。

僕は前職の関係で2年間にわたり2000人近くの個人事業主の確定申告の手伝いをしていました。

今日は保険会社に勤める営業マンが落とせる経費についてお話します!

 

保険の営業(生保レディ)は会社員ではない!?

生保レディ、保険外交員と呼ばれる生命保険会社に勤める営業マンは会社に勤めているという雇用形態ですが、実はサラリーマンではありません

サラリーマンの場合、会社から給料をもらい、その金額に応じて一定の税金を払うというものです。仕事をする際にでた経費は全て会社負担になる代わりに税金は多く払わなければならないという傾向にあります

で、生命保険の営業マンは何になるのかというと「個人事業主」になります。美容院や飲食店のオーナー、建築士、農家などと同じ業態です。

つまり、1人社長のような状態なので、正確には雇用状態ではなく、自営業という扱いになります。

会社員や公務員、アルバイトなどの雇用形態の場合は会社側(雇用主)が年末調整をしてくれるのですが、個人事業主の場合は自分で確定申告をしなくてはなりません

 

なんで経費を集める必要があるの?

保険会社にお勤めの人は、最初に先輩から「領収書集めとけよ」と言われた覚えはないでしょうか。

確定申告をする上で、領収書を集めることは必須事項なんですね。ではそもそもなぜ、領収書を集めなければならないんでしょうか。

一般的なサラリーマンの場合、給与所得という種類の収入になるので下記のグラフのようかたちになります。

グラフでいうと黄色い部分(課税所得)に税金がかかりますよという仕組みです。給与所得控除は年収に応じて決まるため、税金もほぼ年収によって割り出されます。

で、次に生命保険会社の職員などの個人事業主の場合はというと

先ほどの、給与所得控除がない代わりに「経費」を落とすことができるようになります。「委任業務」という形で任されているため、仕事に必要になったものは自分の経費として落とし、経費で落とした分には税金がかからないという仕組みになっています。

個人事業主は給与所得控除がない分、サラリーマンよりは控除は少ないですが、その分経費をたくさん落とせば税金は軽くなるという仕組みなんですね。

分かりやすいように具体例を用いてみましょう。

年収300万円の営業職員さんがいたとします。この人は年間の経費(領収書やレシート)を150万円集めることができました、そうすると税金を割り出す計算式は以下のようになります。

 

300万円(収入)ー150万円(経費)ー80万円(所得控除:例)=70万円(税金がかかる部分:課税所得)

 

経費を収入の半分落としたので税金がかかる部分は70万円。税金(所得税・住民税)自体は約11万円くらいでしょうか。

では次に、領収書をうっかり集め忘れてしまい、経費を全く落とさなかったとしましょう。

すると、

 

300万円ー0円ー80万円(所得控除:例)=220万円

 

税金がかかる部分が先ほどの3倍以上になってしまいました。こうなると、税金はだいたい33万円強かかってきてしまいます。

少し極端な例ですが、経費を落とさないと税金が高くなり、逆にたくさん集められれば税金を安くすることができるということをお分かりいただけたでしょうか。

 

【メモ必須!】生命保険業界で落としやすい経費

ここまでで、経費をたくさん集めることの重要性はご理解いただけましたでしょうか。経費(領収書やレシート)をたくさん集められればその分税金を安くできるということですね。

ではここから本題!生命保険営業職員(保険外交員)はどんなものを経費で落としていけばいいのでしょうか。その具体例をあげてみましょう!

 

接待交際費

生命保険営業職員という業種の中ではもっともメジャーな経費になると思います。

お客さんと食事に行ったりするのはもちろん、冠婚葬祭の時のお見舞金、飲み会費用、接待ゴルフの会費までもが基本的に接待交際費として経費にすることができます。

注意点!こういう場合は経費にならないよ!
・1人でご飯を食べに行ったとき
・友達とご飯を食べに行ったとき
・親族の冠婚葬祭の見舞金

販売促進費

こちらも接待交際費と同じくもっとも使われる経費の一つです。意味合いとしては接待交際費に似ていますが、主にお客さんに渡す品物、お歳暮などのことです。

顧客に渡すもの全てが基本的に該当します。

注意点!こういう場合は経費にならないよ!
・極端に高価なもの(冷蔵庫、車など)
・自分たちで消費するもの(晩御飯の具材など)

 

通信費

  • 携帯代
  • 固定電話代
  • Wi-Fi代
  • 郵送費
  • 切手代

通信費は主に携帯代、Wi-Fi料金、葉書や切手などの郵送費のことです。生命保険職員の方は仕事ようとプライベート用に携帯を2台持っている人が多いので、基本的には仕事用の携帯を経費に計上します。どうしても両方計上したいという場合は使用頻度で割りましょう。

ほとんど8割くらい仕事で使っているなら2台の携帯料金の80%を計上すればOKです!

 

会議研修費

  • 喫茶店などで仕事仲間と会議した時の飲食代
  • 資格試験などを受けたり学校に通ったりする費用

会議研修費とはその名の通り会議や研修などで必要になった経費です。普段仕事仲間と外食時にミーティングをしたりすると思うのでそれも会議費として、研修を受けたりする際にかかった費用は研修費として計上しましょう。

 

交通費

  • 電車代、バス代などの交通費
  • 高速代(ETCなど)

そのままですね。移動のために使った費用です。顧客とのアポや新規開拓営業が目的であれば基本全てが経費として計上できます。

 

車両燃料費

  • ガソリン代
  • 駐車場代
  • タイヤ、オイル交換費
  • 洗車代、JAF代 etc..

基本的に車関係で消費する項目は全て車両燃料費になります。事業費割合(プライベート割合に対して、仕事で使用した割合)を計算し、使った費用にかけて計上しましょう。

例:仕事が8割利用なら ガソリン代1000円×80%=800円を経費として計上する。

 

損害保険料

  • 車の任意保険
  • 自賠責保険

保険関係は全般この損害保険料に該当します。ただ、生命保険に加入している場合は経費ではなく生命保険料控除として活用します。

 

租税公課

  • 自動車税
  • 組合費

主に税金や組合費のことです。税金といっても住民税や所得税は所得を得るための経費ではないため、主に自動車税、事務所などを所有している場合は固定資産税も該当します。

組合費とは、ほとんどの生命保険会社が給与から毎月何千円か天引きしているものです。ご自身の給与明細を確認すれば組合費と記載されているものがあると思います。そちらも租税公課として計上できます。

 

会社控除経費

会社からあらかじめ給与天引きされている経費です。ほとんどが接待交際費に分類されますが、会社から控除されている費用として一括で計上してもらうことも可能です。

いくら給与天引きされているかは毎月の給与明細に載っているので確認してみましょう!

 

雑費

  • 宅配便料金
  • 税理士顧問料 etc..

上記に挙げた経費項目以外でも経費にできるものがあるため、それは一括で雑費として計上します。宅配便は通信費でもいいですが、雑費として計上することも可です。

そのほか税理士顧問料など、どこの項目にも該当しなさそうなものはまとめて雑費で計上しましょう。

 

減価償却

  • 自動車
  • バイク、自転車
  • パソコン
  • コピー機 etc..

仕事に使うものでその単価が10万円以上で購入したものは基本的に減価償却になります。

減価償却とは、一定額を超える高額なものを何年かに分けて分散して経費計上することを言います。

乗用車なら6年、軽自動車は4年など、各資産に別れて分割する年数(耐用年数)が違うため、自分が保有する資産の耐用年数を調べて計上しましょう。詳しくは国税庁の耐用年数表を参照ください。

※計算例

100万円(乗用車の購入価格)×0.167(乗用車の耐用年数が6年のため)×90%(事業費割合)=150,300円(1年あたりに落とす減価償却費)

※使用し始めたのが年の途中からならその月数分で費用を割る。上記の車を7月に購入した場合、150,300円×6/12ヵ月=75,150円となる。

 

領収書がもらえない時はどうすればいいの??

以上が生命保険の営業をされている職員が主に落とせる経費の代表例となります。

ただ、これらの経費でも領収書がもらえなければ証拠を残せないので経費になりません。領収書がもらえない幾つかのパターンを想定して、その対処法を考えてみましょう。

 

ETC

高速道路にETCカードを挿入して乗ると、普通に手渡しで料金を払う時にもらえる領収書(レシート)がもらえませんよね。

そのため、わざわざETCを持っていたとしても普通に料金を払うようにしている人もいます。ただ、実際はそんなことをしなくても経費として計上できる方法があります。

利用明細を確認しましょう。ETCはクレジットカード払いのため翌月に紙の明細でクレカの支払い明細書が届くはずです。それを領収書がわりに保管しましょう。

もし、WEB明細を利用している人はそれを印刷するか、画像を保存するかすれば大丈夫です

 

冠婚葬祭などで単純に領収書がもらえない場合

冠婚葬祭の時のお祝いを渡す時、またはお店などで単純に領収書がもらえなかった時、もらうのを忘れてしまった時はどうすればいいでしょうか。

ETCのようにデータで残っているわけではないので計上できないでしょうか。

そのような場合は支払証明書を使いましょう!支払い証明書に自分で日付、金額、支払い先店舗または氏名、経費項目を記入すれば領収書と同じように証拠物として取り扱いが可能になります。

ホームセンターか、ネットでも購入可能です。

確実に落とせる経費は存在しない

ここまで、生命保険職員という業種が経費を計上するにあたって計上できる経費の代表例をお伝えしてきましたが、事実、これらの経費が法律で全て落とせると決まっているわけではありません。

経費の定義はあくまで所得を得るための特定の経済活動と直接の関連を有し、それを行うために、客観的にみて必要な経費のことをいいます。

仕事に必要だと考えられるものは経費とみなされますし、そうでないものは経費ではありません。

曖昧な定義ですが、世の中には無数の業種があるため、全てにおいてこれが経費である!と定めることはできないんですね。

あくまで経費を計上する際は「この経費は仕事で売り上げを上げるために必要なものか」というのを客観的に考えて計上するようにしましょう!

 

他にも税金を安くする方法はたくさん!

実は、経費を落とすこと以外にも、税金を安くする方法はあります。

実際の確定申告では経費をたくさん落としすぎると税務調査に入られて罰金を取られるケースが多発しています。経費で一概に税金を安くしようというのも、少しリスクも伴うわけですね。

 

なので僕からは、できるだけ経費を落とさない方の確実な節税方法を活用することをお勧めします!

一部紹介します。

 

ふるさと納税

皆さんご存知ふるさと納税です。ふるさと納税は基本的に納税した分住民税が安くなり、さらに少しだけ所得税も安くなるというとっても魅力的な制度です。

例えば3万円をふるさと納税したとすると、まずは住民税が3万円(28,000円)安くなり、なおかつ所得税は最低でも1500円節税できます。

また、ご存知の通り賞品ももらえるという仕組みなのでとってもお得です。

納税の際の注意点!!
・もともと住民税が非課税であれば納税しても税金は安くならない
・上限額を確認してから納税しよう!→上限額目安1覧票

 

ふるさと納税の計算方法ややり方など、詳しく知りたい方はふるさと納税ってどのくらい節税できる?サルでも分かる仕組みと限度額よりどうぞ。

税金初心者でもわかるよう、かなり噛み砕いて説明しています。

 

家内労働者特例制度

聞きなれないという人が大半かもしれませんが、年収が103万円前後の人はこの家内労働者特例制度を利用することをお勧めします。

理由はいたって単純です。家内労働者特例(通称:マルトク)経費を無条件で65万円として認めてもらえる制度だからです。

年収が103万円以下であれば、特例控除額の65万円と誰でも受けられる基礎控除額38万円、あわせて103万円控除ができるため、その時点で非課税になります。

また、経費が年間65万円も使っていないという人も1律65万円の経費が認められるため、普通に申告するより節税できます。

詳しく知りたい人は下の記事を読んでみてください。

申告の際の注意点!!
・その年に給与所得(サラリーマンやバイトの収入)がある場合、給与所得控除とは併用できないので注意が必要。うっかりやると税金が跳ね上がる。
・業種によっては使用できない。保険外交員は問題なし。

 

 

青色申告特別控除

青色申告という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

実は確定申告の種類は、大きく次の3つに分けることができます。

  • 白色申告
  • 青色申告10万円控除
  • 青色申告65万円控除

1つ目の白色申告は一番オーソドックスな申告で、自分で申告している人のほとんどがこの申告です。

青色申告10万円控除65万円控除という申告をすれば何が変わるかというと、単純に税金が安くなります。

一般的に青色申告10万円控除は住民税・所得税あわせて15,000円の節税。

青色申告65万円控除97,500円の節税効果があります。年収や控除額によって差異はありますが、少なくとも税金は安くなります。無料で同じように申告できるため、青色申告を活用しましょう。

納税の際の注意点!!
・青色申告をする場合、10万円控除でも65万円控除でも前年の3月15日までに事前申請が必要
・青色申告65万円控除をする場合複式簿記をつけ、貸借対照表損益計算書を提出する必要がある。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。ただ単に確定申告をすると言っても、経費をしっかり集めることで高い税金を払わなくて済むこともよくあります。

また、経費だけでなくふるさと納税はじめ、様々な制度を利用することによって税金を安くすることができます。

面倒なことが多いですが、面倒くさがっていては一生高い税金を払わされることになります。しっかりと本記事に書いてあることを実践し、快適な節税ライフをお送りください!

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大学生の時に学生結婚をしたことをきっかけに結婚、育児のために貯金に励む。妻が専業主婦である状況ながら、25歳で副業なしで1000万貯金することに成功。現在は脱サラし、ブログを書く日々。数年後に家族で世界一周する予定。