という人向けの記事です。
こんにちは!もと財務コンサルとして個人事業主の確定申告のサポートをしていたキックと申します。
今回は、
- ギリギリになったけどなにもやってない!!
- できるだけ少ない手続きでさくっと申告を終わらせたい
- けど適当にやって損したり、危ない申告もしたくない
という人に向けて
さくっと申告を終わらせる方法を指南します!ぜひ参考にしてみてくださいね!
今からでも十分間に合う個人事業主の確定申告の基本手順
確定申告のやり方は、全ての個人事業主で大枠は変わりません。
ただ、厳密に言えば業種や収入規模によって若干異なります。
今回は個人事業主でもオーソドックスな方法を書きます。小売業などの『仕入れ』がある人以外であればこの手順を踏めば問題ないのでぜひ参考にしてください。
年商(年収)が150万以下なら家内労働者特例がおすすめ!
まず最初に、確定申告しなくていい人の条件をお伝えします。
- 特定の企業から仕事を受託している個人事業主(生保職員や電気通信士など)
- 年収が150~200万円を切る
- 経費が年間で65万円もない
この条件に当てはまっている場合は、経費を一律で65万円と認めてくれる制度、家内労働者特例というものがあり、こちらを活用すれば
- 経費の計算
- 帳簿の作成
が不要になり、申告書に書いて提出するだけでいけます。
手続きは楽になって、税金もほぼかからなくなる!
という人が出て来ますので、ここに該当する人は要チェックです。
詳しくは【家内労働者特例】小規模個人事業主が簡単に非課税になる方法にまとめてあるので、あわせてご覧ください。
確定申告の基本手順1.経費を集める
まずは一歩目
経費を集める
ですね。
去年1年間で事業のために使った領収書やレシートを集めましょう。
また、これを集めるときに項目別にできる限り分けましょう。項目は無限にありますが
一般的にはここら辺です。
- 租税公課(自動車税や組合費)
- 荷造り運賃
- 水道光熱費(事務所の)
- 旅費交通費
- 通信費
- 広告宣伝費
- 接待交際費
- 損害保険料(自動車保険等)
- 修繕費(事務所の)
- 消耗品費
- 減価償却費
- 福利厚生費
- 給料賃金(従業員に払う)
- 外注工賃
- 地代家賃
- 雑費(これら以外の出費)
これ以外にも車両関係費などもよく使います。
これら以外にも目的で別れる場合は仕分け計上可能です。
まあややこしい漢字が並んでいますが、
要はなんのために使った経費かを分けておくというのが重要ってことです。
経費項目については青色申告決算書を見るとだいたいわかります。
あとは項目ごとに合計金額を計算するだけ。
接待交際費=150,400円
車両関係費=213,899円
地代家賃=890,900円
消耗品費=7,900円 etc
シンプルな足し算です。この作業をまずは一通り終えましょう!
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確定申告の基本手順2.帳簿を作る
経費の計算が終わったら、今度は帳簿を作ります。
帳簿は実はやらなくても申告ができるのですが、H26年から法律で基本全ての個人事業主に帳簿が義務化されています。
あとでつけていないことがバレれば罰金(追徴金)の対象になるので注意しましょう。
ということで、帳簿のつけ方ですが、これもめっちゃシンプルです。
抑えるポイントは4つだけすね。
- 日付
- 支払先
- 金額
- 勘定項目
この4つを抑えてノートやエクセルに記録できればOKです。
こんな感じ。
日付 | 支払先 | 金額 | 目的 |
2019/01/03 | イオン新宿店・ボールペン | 780円 | 消耗品費 |
2019/01/29 | ドコモ | 7,280円 | 通信費 |
2019/02/07 | オートバックス・車検 | 68,900円 | 車両関係費 |
特に決まった形式などはないため、自分が書きやすい形でノートでもエクセルでもまとめればOKです。
これは申告当日には税務署には提出しません。
が、作っておかないとあとでバレたら大変なので、気をつけましょう。
確定申告の基本手順3.申告書を作成
ここまでできたらあとはいよいよ申告書の作成です。
書類の種類は、申告書Bというものを作成します。
こういうのですね。
これは税務署に行ってももらえますし、年始に自宅に郵送されています。
ない場合はこちらから印刷することも可能です。
必要事項(年収合計、収入から経費を引いた額(所得①)、所得控除(基礎控除、扶養控除、生命保険料控除、課税所得(税金がかかる所得)、実際にかかる税金など)を記載して、税務署に提出します。
わからない場合は直接税務署に行って聞きましょう。
混み具合にもよりますが、丁寧に教えてくれます。
結局わからないなら、そうするのが一番です。
どうしても面倒臭いなら今からでも依頼することも可能
ここまでの基本手順を確認しても、どうしても面倒臭いし自分でやりたくない!
という人は、外部に依頼することも可能です。
- 会計ソフトを利用
- 記帳代行会社に依頼
- 個人税理士に依頼
の3つの方法があります。
おすすめは月980円〜利用できる会計ソフトfreeeです。
ここら辺詳しくは以下の記事を参考にしてください。
【関連記事】:個人事業・フリーランスが会計ソフトを使うメリットと選び方
あー、2月16日になったあああああ!!!
まだ経費の計算とか節税の勉強とか何もしてない!!
やばいいいいいいい!!!