【農家の方必見!!】農業の確定申告と効果的に節税できる経費

節税

どーも皆さんこんにちは。財務コンサルブロガーのキック(@kikumer)です。

確定申告の時期がいよいよきましたね。準備のほどはいかがでしょうか。

今回は、農家のあなたへ、確定申告のポイント & どういう支払いが経費になるかについてお話します!

僕が今住んでいる高知は農家の方が多いので、ぜひ参考にしてください!

 

家事消費した場合の売上

農業所得の確定申告でまず注意しないといけないのが、家事消費です。

家事消費ってなんや…と思われたかもしれません。

家事消費とは
作った農作物を出荷せず自分で消費すること。自分で消費した場合でも売上として申告が必要になります。

 

売ってもないのにどうやって申告すればいいの?と思われるかもしれません。

基本、出荷した場合と同じ金額を売上として申告するのですが、家事消費の場合は特例があります。

販売金額の70%で申告してもいいという特例です。

りんごを1個100円で出荷していた場合を例に説明しましょう。

本来であれば、1個100円 ✖︎ 食べた個数を売上として申告することになりますが、特例を使うと1個100円 ✖︎ 食べた個数 ✖︎ 70%で申告してもいいことになります。

家事消費は申告漏れが多いところなので、気をつけましょう!

 

農家の方の節税方法

農業所得は、売上ー経費で計算されます。

節税のカラクリを説明すると

農業所得を低くする

「売上ー経費」の金額を低くする

売上を少なくする or 経費を多くする
 

つまり、農家の方が節税をするとなると売上を少なくする or 経費を多くする」どちらかの方法で確定申告をすることになります。

ここで、売上を少なくする」ことは脱税になりますので、そもそもの選択肢としてあってはいけません!

そうなると方法は、「経費を多くする」の1択になります。

ここで「経費を多くする」ことは、払ってもいない金額を経費に含めることではなく、払ったものの中で経費になるものを学び、きちんと節税しましょうということです。

一番伝えたいのは、ここの部分です。

 

【メモ必須】農家の方が経費にできるもの一覧!

ではここからが本題! 農家の方は、どういうものが経費になるのでしょうか。具体的に説明していきますね。

キック
経費になるものを知ってると、税金はかなり安くなりますよ!!

 

租税公果

  • 固定資産税
  • 自動車税
  • 不動産取得税
  • 組合費
  • 消費税
消費税の経費について

消費税は、【消費税の課税事業者】として消費税の申告をしている方が対象です。さらに経費として落とせる消費税は、その年分に払った消費税です。

例えば、平成30年分の消費税は平成31年になってから申告して支払うので、平成31年分の経費として申告することができます。平成30年分の経費にはならない点に注意しましょう。

 

農業の仕事に関わる税金は経費にすることができます。ただし、次の税金は経費にならないので注意しましょう!

経費にならない税金
  • 所得税
  • 住民税
  • 延滞税
  • 加算税

 

さらに、国民健康保険・国民年金・介護保険など社会保険の支払いは、経費ではなく社会保険料控除から引くことになります。

「何気なく支払っている税金が経費になる」ということを知っているのと知らないのとでは、所得税の金額もかなり変わってきます。

経費になる税金をしっかり理解して、確定申告をしましょう!

 

種苗費・肥料費・農薬費・諸材料費

農作物を育てるために買った

  • 種、苗代
  • 肥料代
  • 農薬代金
  • ビニール代金

などが経費になります。買った時のレシート、領収書の金額をそれぞれまとめましょう!

 

農具費

機械・設備などのうち、

  • 1年経たずに使えなくなったもの
  • 買った金額が10万円未満のもの

が、農具費として経費になります。

ただし、10万円を超える機械・設備などは、減価償却費の計算対象になるので、農具費に含めることはできません。

 

修繕費

農業用の

  • 機械
  • 自動車
  • 建物
  • 施設

などの修理の際に支払った費用が該当します。

さらに、農業用の車の車検代も経費に含まれます。ただし、農業以外の私生活で使っているものの修理は、経費にはなりません。

 

動力光熱費

  • 電気料
  • 水道料
  • ガス代
  • 灯油
  • ガソリン

など。

注意する点は、家の水道光熱費は経費にならないところです。家と農業との支払いが別になっていて、請求書が別々に届く場合は問題ありませんが、まとめて請求書が届いている場合は、家と農業の請求書を分けて申告しないといけません。

 

作業用衣料費

作業用の

  • 衣服
  • 長靴
  • 帽子
  • 手袋
  • 地下たび

などが経費になります。私服を経費にしないよう注意しましょう。

 

減価償却費

10万円以上の機械・設備を買った場合は、減価償却費の計算をすることになります。

減価償却とは
家、車、パソコンって、日が経つにつれ価値が下がってきます。
その、下がった価値の分を計算して費用にしましょうって考え方です。

 

個人事業主の方は、「定額法」で減価償却を計算することになります※
※申請書を出すと、「定率法」での計算もできます。

定額法は、買った代金を毎年同じ金額経費にする計算方法です。

減価償却の計算方法

買った金額 ✖︎ 償却率※ ✖︎ 仕事に使用した期間(月数) ✖︎ 仕事で使用している割合

《※償却率の求め方》
買ったものの耐用年数を調べる → 耐用年数から償却率を調べる

 

例)軽自動車を7月に100万円で買った場合

100万円(買った金額)× 0.25(償却率)× 6ヶ月/12ヶ月(仕事に使用した期間) × 60%(事業割合)=75,000円(減価償却費)

 

荷造運賃手数料

出荷するときの

  • ダンボール
  • コンテナ
  • ひも
  • ガムテープ
  • 運賃
  • 手数料

などが経費になります。

 

雇人費

  • 従業員
  • 日雇い労働者
  • 短期就労者

など、仕事を手伝ってもらった方へ払う給料が経費になります。ただし、親族へ払う給与は雇人費にはなりません。

親族の給与は、白色申告者であれば専従者控除、青色申告者で届出を提出している方は青色専従者給与として引くことができます。

ここで、給料を払ったときに注意しないといけないのが源泉徴収です。源泉徴収は、税務調査で突っ込まれることも多いと聞きますので、給料を払った場合は「源泉徴収をする」と覚えておきましょう!

 

利子割引料費

農協などからお金を借りて、農地、機械を買った場合、支払った利息が経費になります。ただし、元本は経費になりません。利息のみが経費になる点に注意です。

 

地代・賃借料

農地や施設を借りて仕事をしている場合、支払っている代金は経費になります。

 

通信費

仕事で使っている

  • インターネット料金
  • スマホ代
  • ポケットwifi料金
  • ホームページのサーバー、ドメイン代

が経費になります。

ただし、仕事で使っている部分だけが経費になるので、プライベートと仕事両方で使っている場合は、仕事とプライベートで分けましょう!

広告宣伝費

  • 雑誌や本など紙での広告
  • Facebook・twitterなどインターネット上での広告

などで支払った広告代は経費になります。

旅費交通費

仕事の関係で出張した場合

  • 電車代
  • バス代
  • タクシー代

が経費になります。

さらに、セミナーなどの研修に参加する場合は、飛行機代・宿泊代も経費として落とせます。

書籍代

  • 農業新聞代
  • 新聞代
  • 雑誌代

農業の勉強のために買った新聞、図書、雑誌代が経費になります。ただし、仕事と関係のない本・雑誌・マンガなどは経費にはなりません。

さらに、勉強のために参加したセミナーなどの研修費も経費になります。

 

保険代

農業用の車にかけている

  • 自賠責保険
  • 任意保険

が経費になります。

仕事とプライベートの両方で使っている場合は、使用割合に応じて仕事とプライベートに分けて、仕事の部分のみを経費にしましょう!

 

接待交際費

仕事上おつきあいのある取引先との

  • 飲み会代
  • 接待ゴルフ代
  • 冠婚葬祭

などを経費にすることができます。

ただし、仕事と関係ないプライベートでの支払いは、経費にすることができません

 

領収書、レシートはきちんと保管

「お金を払ったから経費になる」という考えは間違っています。払った証拠である、領収書・レシートをきちんと保管して初めて経費になります。

領収書・レシートは、帳簿と一緒に7年間保管しておきましょう。

税務署から何か聞かれた時に見せれるようにしておけば、問題ありません。

 

領収書・レシートがない場合

銀行・クレジットカードの支払いは、通帳・Web明細の履歴をしっかり保管しておきましょう!

suicaなどを使用して履歴が何もない場合は、「出金伝票」をきちんと作成し、支払った履歴を残すようにしましょう!

キック
支払った記録はきちんと残しておかないと、経費として落とせなくなります!! 超大事なことです!!

 

まとめ

農家の方の確定申告と経費についてまとめました。

「とりあえず確定申告書を出しておくか」という甘い考えでなく、経費をしっかり計算することで税金を少なくすることができます。

確定申告、税金は面倒なことが多いです。

ただし、面倒だと思い税金を学んでいないと、一生高い税金を支払わされることになります。

もう確定申告の時期は迫っています。

しっかりと本記事を読んで経費を学び、税金に悩まない生活をお送りください!

 

 

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大学生の時に学生結婚をしたことをきっかけに結婚、育児のために貯金に励む。妻が専業主婦である状況ながら、25歳で副業なしで1000万貯金することに成功。現在は脱サラし、ブログを書く日々。数年後に家族で世界一周する予定。