お金って大事ですよね?
なるべく無駄なお金は使いたく無いものです。
だからみんな毎日コツコツと節約して貯金に励んでいたりします。
けど、そんな努力もむなしく、容赦無く情報弱者である僕たち消費者から無情にもなけなしのお金をぶんどってくる業界があります。
今回は、賢く生きるために、消費者から容赦無く搾取してくる傾向が強い業界を5つご紹介します!
この記事を書いた人
キック(@kikumer)
学生時代貯金がマイナス30万円になったことを機にお金の大事さを痛感。そこから奮闘し、25歳で1200万円貯まったので脱サラして家族で田舎に移住しました。現在は主夫兼在宅ワーカーをしています。
消費者から容赦無く搾取してくる業界5選!
ぶっちゃけ情弱は余裕でカモられる業界はここら辺
・不動産業界
・生命保険業界
・証券業界
・通信業界仕組みがややこしくて消費者(素人)から見えにくい業界は、やってることエゲツないの結構ある。
消費者も一定のリテラシーがないと、マジで合法上の食い物にされる。
— キック | 主夫リーランス (@kikumer) 2020年2月17日
- 不動産業界
- 生命保険業界
- 証券業界
- 通信業界
- サブスクリプション
不動産業界
僕が個人的にもっとも多くの人が搾取され、涙を飲んでいると思うのが不動産業界です。
というのも、不動産って同じ商品が1つもないので明確な指標っていうのがないんですね。
つまり、他の生命保険や証券、通信などのように、数字を理解すればだいたい相場がわかるというのではなく、そこからさらに経験値も必要になるということなんです。
僕はサラリーマンの時に不動産投資を考えるために物件を回ったのですが、その中でいきなり担当の人に
と言われました。
僕も100件ほど回っていたので、「おお!ついに!!」と思っていたのですが、いざ紹介してもらうと「うん?」って感じだったんですよね。
で、基本的に同じ地域に複数の不動産仲介業者があるのですが担当している物件ってほぼ同じなんですね。
なのでその物件を別の不動産業者複数に査定してもらいました。
すると「1800万で買っても多分回収は難しいよ」って言われたんですよね。
競合だから邪魔してるのかなとも思ったんですが、利害関係のない不動産業者に聞いても同じことを言っていました(笑)
このケースにおいては確証はないんですが、まあ普通に考えたら結構えぐいです。
不動産の値段って指標がないので、結果経験とその人の主観に委ねられます。
なので極論、不動産業者が見て「この不動産は2000万でも安い!!」といえば、そうなります。
で、仮にそれが家賃利回りでみると1500万くらいの価値しかなかったとしても、担当者は「読み違えちゃいました〜」で済むんですよね。
これは投資物件に限らず、一軒家や賃貸でも本当にたくさんえげつないエピソードってたくさんあります。
なので、ちゃんと自分でしっかり調べて、できれば複数の業者を使って判断するというのが大事かなと思います。
生命保険業界
生命保険業界も、実態はかなりブラックです。
そもそも、ほとんどの人にとって、生命保険って必要なかったりします。
これは完全に数字の話で、ここで話すと長くなるので詳しくは生命保険が基本的に無駄な理由を解説しますを読んでください。
よく、保険の販売員の方が
という風に感情に訴えるセールストークをしてくるのですが、個人的にはずるいな〜と思ってしまいます。感情と数字は分けて考えないとダメだと思います!
だって仮に、万が一死ぬときのために保険かけましょうっていわれたら確かにって思っても
あなたは40歳までに1%の確率で死ぬので、死んだ時5000万払うのでそのために250万円払ってくださいって言われたらちょっと嫌じゃないですか?
そもそも、生命保険業界って、職員に厳しいノルマが課せられているんです。そして完全にインセンティブ形式なんですよね。職員は厳しいノルマがある上に、保険をうることが自分の収入に直結するので、とにかく保険をたくさん売らないといけません。
もちろん一概にはいえませんが、この構造自体、不必要な保険を売られるリスクって高いですよね。
そのことを念頭に置いて、保険営業員の話を聞くようにしましょうね!
証券業界
証券業会については、僕自身そこまで経験はないですが、ぶっちゃけ結構えぐい話はよく聞きます。
不動産に次いで、情報弱者に容赦のない業界だと思います。
これは証券会社で働いている人に聞いたのですが、「証券会社はお客さんに儲けさせようとか1ミリも思ってない」と言ってました(笑)
また、ひどい話ですが、悪徳な証券会社では、人のいい高齢者に絶対儲からない商品をうることも多く、そういうなんでもいう通りに買ってくれる人を「アリアリ」という隠語で読んでいたりするところもあるようです。
これも生命保険などと同じですが、結局数字をちゃんと見るとこちらが得する可能性は限りなく低いのに、それをことば巧みに案内してくるってことは往往にしてあるんですね。
中には手数料が2~3%以上のものがあり、いやいや絶対利益でないでしょ!といういものまで存在します。
通信業界
僕は以前通信業界にアルバイトとして入っていたことがあるのですが、この業界もかなりブラックです。
だって、同じプランを使っているのにかたや月額1万円、かたや月額3000円なんてこともありえるんですよ。
具体的なところでいうと
- 2年縛りや3年縛り
- 不必要なオプションをつけまくる
- 解約させないように嘘をつく
ここら辺は大手キャリアでも平気でやってきます。
格安SIMに変えたいと大手キャリアに言うと
「電波が遅くなります」
「機種を変えないと無理です」
「SIMロック解除が大変なのでやめた方がいい」とか平気で言ってくるので、あまり信用しすぎなくていい
内容がややこしいのをいいことに平気で搾取してくるので、話を聞くより自分で調べるのが吉
— キック | 主夫リーランス (@kikumer) 2020年4月2日
「電波が遅くなります」
「機種を変えないと無理です」
「SIMロック解除が大変なのでやめた方がいい」
とか平気で言ってくるので、あまり信用しすぎなくていい。内容がややこしいのをいいことに平気で搾取してくるので、話を聞くより自分で調べるのが吉
CMでもよく見る大手の会社だから、搾取なんてされてない!って思うのは浅はかです。
ちゃんと調べれば、自分がいかに損しているかがわかります。
【関連記事】:通信速度遅い!止まる!解約金高い!ソフトバンクエアーをおすすめしない理由と解約方法
【関連記事】:【月額2,500円以下】2020年5月の節約におすすめな格安SIMランキング
月額会費制サービス(サブスクリプション)
支出管理をしていない人は、月額課金の餌食になっていることが多いです。
具体的にはここら辺ですね。
- ジムなど”習い事”の会費
- アマゾンプライム会員
- kindleフリー
- オーディブル会員
- dマガジン
- ニコニコ動画の有料会員
などなど
入会、登録したことすら忘れてしまっている出費って結構あるはずです。
トレーニングジムなんて売り上げの7割が幽霊会員だっていうデータもありますしね(苦笑)
ちゃんと支出管理をして、無駄に毎月お金を垂れ流していないかチェックしましょう!
【関連記事】:自動家計簿がつけられるマネーフォワードアプリの無料部分の使い方を徹底解説!
【関連記事】:【超簡単ズボラ貯金!】家計簿のつけ方は毎日続けないのがコツ!
業界的に搾取構造だと、大手でも普通にぶんどってくる
今あげた業界以外にも、まだまだ搾取構造の激しい業種ってたくさんあると思うんですが、これらに共通しているのはなんかわかりにくいってことです。
不動産にしても保険にしても証券にしても携帯プランにしても、なんかややこしいですよね。
で、考えるのを放棄してあとはいいように搾取されるというパターンです。
これを大手でも普通にやってくるんですよね。
みんな考えるのが嫌いだし勉強するのも嫌だから、「大手だし安心か」という理由で考えもなしにサービスを利用するのですが、どう考えても搾取されてる!というような商品ってむしろ大手の方が酷かったりするケースもあります。
とにかく「大手だから安心」という思考は捨てておいた方がいいです。
搾取されない賢い消費者になるための方法
ここに関しては、具体的な解決策が存在します。
これから、特に高い買い物やサービスを利用するときは、以下の3つを意識しましょう!
- とにかく店員のいうことを鵜呑みにしない
- ちゃんと自分で調べる
- 複数の業者を同時に活用する
この3つを守るようにしましょう!
とにかく店員のいうことを鵜呑みにしない
商品が複雑であればあるほど、店員の言うことを鵜呑みにしてはいけません。
店員は儲けるのが仕事、あなたは損をしないのが仕事、つまり、利害関係が一致しません。
相手の言うことを全て鵜呑みにしていると、いいようにやられてしまいます。
店員の話は話半分参考程度に聞きましょう!
ちゃんと自分で調べる
その商品を本気で検討しているなら、ちゃんと自分でも調べましょう!
今はGoogle先生に聞けばいろんな人の情報を教えてくれます!もちろんそちらも全てが事実とは限りませんが、参考となる情報はより多い方が騙されにくいです。
高い買い物をするなら本を何冊か買って読んでもいいでしょう。
これはぜひ覚えておいて欲しいのですが、世の中に無料の情報なんてありません。
つまり無料の情報にはそのあとになにか売りたいなどの魂胆が必ず眠っています。
なので、高い買い物をするときは特に、情報単体でお金を払うことをお勧めします。
複数の業者を同時に活用する
特に大事なのが複数の業者を同時に扱い、競合させることです。
結局いくら勉強したとはいえ、基本的には相手は販売員、プロです。
消費者はいつだって情報弱者なんですね。
なのでそう言うときは利害関係が対立するプロ同士で戦わせればいいんですね。
そうすると、これまであなたから搾取することが目的だった営業員が、今度は他社よりいいものを出すことが目的となり始めるんですね。
比較対象があることで、顧客に基準ができるので、結果的にお互いが顧客の利益を優先せざるを得なくなると言うことなんです。
これが一番手っ取り早い方法ですね。
例えば引越し業者にこれをやると、僕は5社くらいに比較させましたが、最初15万円の見積もりが5万円+加湿器になったことがあります(笑)
それくらい競合同士を戦わせることって重要なんですね!
まとめ:資本主義社会では賢くないと一生搾取される
これだけ複雑な商品がたくさん存在するこの世の中で、業者を恨んでも何も始まりません。
資本主義社会は言ってしまえば、ルールに則った資本の奪い合いです。
ここで他社に騙されて資本をふんだくられないようにするには、そのルールを勉強しないといけないわけです。
そしてそのルールとは、お金や経済活動の勉強だったりするわけですね。
お金や普段の生活に役立てるための勉強を怠ると、シンプルにいえば毎日数千円の万引きにあっていることに気づけないと言うような状況にも陥るんです。
ぜひこの資本主義社会を生き抜くためにも、一緒に知識武装していきましょう!