という人向けの記事です。
賃貸物件での火災保険って、賃貸契約の時に一緒にまとめて契約していて、把握している人はほとんどいないってパターンは多いですよね。
そもそも一緒に契約していることすら知らなかった人も多いのではないでしょうか。
僕もその一人でした(笑)
ただ、調べていくうちに、大抵多くの人が割高の保険に入っており、保険を乗り換えることで固定費を浮かせることができるということを知ったので、情報をシェアしたいと思います。
この記事を書いた人
キック(@kikumer)
学生時代貯金がマイナス30万円になったことを機にお金の大事さを痛感。そこから奮闘し、25歳で1200万円貯まったので脱サラして家族で田舎に移住しました。現在は主夫兼在宅ワーカーをしています。
火災保険ってどういうもの?
火災保険について、そもそもあまり理解がない人もいると思うので、まずは火災保険について解説をしておきます。(※興味ない人は読み飛ばしてください)
火災保険というのは、火災をはじめとした自然災害による損害を補償する保険です。
いいえ、「火災保険」という名前に惑わされがちですが、実は火災以外にも申請は可能です。
ここについては「【火災じゃなくても50万円受け取れた!?】意外と知らない火災保険の補償内容と申請方法を解説」に詳しく書いています。
火災保険は、火災以外にも「雨災」「風災」「雪災」「雹災」「落雷」などにも対応していて、またプランや商品によっては「盗難」「破損」「爆発」に対応していることもあります。
また、賃貸の場合、借家人賠償保険(家を壊した時に借主の代わりに家主に対して補償を支払う)や、個人賠償保険(自転車で人にぶつかった、ベランダから物を落として怪我をさせたなどの日常生活で起きたことへの損害賠償に対する補償)も存在します。
賃貸物件の場合、9割の人は火災保険料が無駄に高くなっている
今、賃貸物件に住んでいるなら、おそらく無駄に保険料を払っている可能性が高いです。
というのも、賃貸を借りる時、だいたい最初に火災保険もセットで「この会社で契約してください」と言われることがあります。
なぜそう言われるのか、その主な理由は仲介業者や家主が保険会社からマージンを受け取れるからです。(※全てがというわけではありませんが)
ということはつまり、そのマージン分火災保険料金が高くなっているということがあるんですね。
賃貸物件の火災保険の相場ってどれくらいなの?
明確な基準はないですが、年間1~2万円の火災保険料はだいたいお高めと思うといいです。
僕は火災保険が年1万円だったので、乗り換えたら補償内容は多少変わりましたが、年4000円になりました。
火災保険ってどのタイミングで解約すればいいの?
これは、今すぐやりましょう!
というのも、火災保険というのは、賃貸や所有物件に関係なく、ほとんどの契約が日割りで返って来ます。
つまり、今年間分の保険料を払っていても、残りの日数分は返ってくるということですね!
賃貸物件の火災保険を安くする具体的な手順
手順1.契約中の火災保険の契約書をなんとか見つけて他と比べる
とにかく先ずは
- 自分が今入っている保険の保険料は年間いくらか
- その保証している内容はどういったものか
- 他社でもっと手厚くかついい保険はないか
この3つを確認しましょう!
なのでまずは、火災保険の契約書を見つけないとダメです(笑)
だいたいどこにあるのかわからずこの段階で挫折する人が多いので、なんとか探して見つけましょう!w
なので、まずは、こんな感じの火災保険の契約書を見つけてください。
だいたい賃貸契約書なんかと一緒に入っているはずです。
これが見つかったら、あとは保証内容と保険料、プランの確認です。
この確認する項目についてはのちほど「プランの選び方」で後述します。
手順2.現在の保険会社に連絡・解約
今よりももっといい保険が見つかったなら、現在の保険会社に連絡して、解約用紙と返送用の封筒を取り寄せましょう。
基本的にはそれで終わります。
ただ、ここで火災保険会社と一悶着する可能性もあります。
僕は契約中の保険会社に問い合わせたのですが
と言われました。
そこで、最低でもつけないといけない保障プラン、保障内容を代理店に問い合わせたところ
と言われました(笑)
ちょっと面倒でしたが、確かに家主さんからしても必要なことなので、対応しました。
なので、もし同じような条件があるなら、その場合は保険代理店などに確認するか、賃貸契約書を確認して、どのような補償をつけるのが条件なのかを確認するようにしましょう!
その上で、おそらく現在の火災保険会社に新規で契約する証券のコピーを要求されるため、解約用紙と一緒に返送すればそれで変更が完了します。
賃貸の火災保険を選び方・選ぶ時のポイント
火災保険を選ぶ!と言っても、正直何を基準に選べばいいのかわからないですよね汗
なのでまず、以下のポイントで検討する必要があります。
- 家財保険の補償限度額→【火災(火災や落雷、他人の住居からの浸水等)と自然災害(風水害、雪害などで上限が別れることもある)
- 破損・汚損が補償範囲に入るか否か
- 地震保障(これはほとんどの場合つかない)
- 借家人賠償
- 個人賠償
- 法律相談保障
これの有無、または補償の限度額を見て、プランを選べばOKです。
僕は個人的には住んでる部屋が五階なので、水災等は不要と判断し、また、家具も高級なものはないので
- 家財保険の補償限度額→【火災(火災や落雷、他人の住居からの浸水等)で上限200万】
- 破損・汚損が補償範囲に入る(偶然な事故で家具が壊れた等)
- 地震保障は不要
- 借家人賠償は2000万まで
- 個人賠償は1億以上
- 法律相談保障あり
という条件で探しました。
すると、現状の保険料が年間1万円だったのに対し、5000円での契約ができました。
変化をまとめるとこんな感じです
前の火災保険 | 乗り換えた火災保険 | |
保険料(年間) | 1万円 | 4,000円 |
家財保険 | 425万円 | 100万円 |
借家人賠償保険 | 1000万円 | 2000万円 |
個人賠償保険 | 1000万円 | 1億円 |
破損・汚損 | あり | なし |
弁護士費用 | 100万 | 30万 |
個人的に、家具を全部買い直しても、多分100万もかからないので、正直ここに関してはいらないと思いました。
また、現状個人賠償や借家人賠償が少し不安だったので、そこだけ補償を手厚くできたのはよかったです。
唯一難点だったのが破損・汚損(偶然な事故による家具の損失)を補償がなくなったのは痛かったですね。正直これが一番可能性としては大きいので。
ただ、年間5000円固定費の節約ができたのは大きかったと思います!
時価ではなく新価で契約する
基本的に家財保険は新価(新しく購入するための費用)での契約となっていますが、稀に時価(現時点での家財の価値)でしか保証してくれない保険もあります。
これだと古い家具は保証のアン以外となることもあるため、注意が必要です。
不必要な補償内容は外しましょう
どんな保険でも同じように、火災保険も補償内容が手厚くなれば、その分保険料は上がります。
必要なものならいいのですが、どうせ使わない補償にお金を払うのはおかしいですよね。
例えば、5階に住んでいるのに浸水や建物外からの衝突などの保証は不要ですね(笑)
なので、普通に考えて絶対ありえない損害に保証をつけるのは不要です。
保険会社によって保証を外せる外せないは変わってきますが、その点も踏まえて検討するといいかもしれません。
賃貸でのおすすめの火災保険会社は?
補償内容によっても変わってきますが、僕が調べた限り
この2つかなと思いました。
どちらも最低4000円前後から申し込めます。
そんなに種類は多くないので自分で調べてみてもいいですし、もし一括で見たいなら、火災保険の一括見積もりサービスを活用すれば一瞬で比較検討ができます。
こんな感じですね。
まとめ:賃貸物件での火災保険の節約は簡単!
結論、賃貸物件で火災保険を変更するデメリットはほとんどなく、また手続きもたいして難しくもないので、ぜひ取り組んで見ていただきたいと思います!
僕は年間で6000円が浮いたので、月々500円の固定費を浮かせたことと同じことになりました。
結構大きいですね。
現状年間1万円以上の保険料を支払っているなら、絶対活用したほうがいいと思うので、ぜひ取り組んでくださいね!ではでは!