- 部活とバイト、学業を両立させたいが、やっていけるのかわからない。
- 実際に両立している人の生活がどんなものなのか知りたい。
大学で部活とバイトを両立させることは難しいのか。自由な時間は残されているのか。
これらのことは、実際にやってみないと分かりませんよね。
バイトをしながら4年間わりとガチ目の部活を続けた僕が、部活・学業・バイトを両立させることは可能なのか。両立しながらの生活はどんなものだったのか。
についてお伝えしていきたいと思います。
部活をしながらアルバイトは実際難しいのか
僕は大学で、部活を4年間続けてきました。
練習時間はかなり長く、週に5回、一日4時間です。
また、練習をするキャンパスが別だったので、車で往復1.5時間かかりました。
授業が16時ごろ終了し、18時には部活が始まります。
22時に終了し、そのまま部員と食事。
食べ終わり、家に着くころには24時を超えてきます。
※ざっとしたイメージ
これが週5もあるので、アルバイトをする時間は多くはなかったです。
ただ、これだけ多忙でも、実際のところ不可能ではありませんでした。
このスケジュールをやりながら、部活がOFFの日や、授業が少ない日にバイトを切り詰め、なんとか月6万程度稼ぐことができていたんですね。時間は使いようです。
ただ、その分かなり単位を落としましたが(苦笑)
キャンパスが練習場と同じ人は、部活が週5で4時間だったとしても、単位をちゃんと取りつつアルバイトを両立させている人が殆どでした。
大学で部活とバイトを両立が難しい理由
基本的には、勉強・部活・バイトを両立させていこうとすると、想像以上に大変かもしれません。
- 体力的にきつい
- 経済的にきつい
- 部活・学業の忙しさによって変わる
以下、詳しく説明していきます。
体力的にキツい
これまで時間的に可能かどうかの話をしてきましたが、忘れがちなのが、身体的なキツさです。
部活がガチなものになればなるほど、部活の時間や部費などの支出は増える一方、当然バイトをする時間は減ります。それに伴い自由時間は減るし、身体的疲労も増加するのです。
授業を聞くときもぼーっとしてしまい、殆ど集中できない。
テスト前はさすがに部活も休みになりますが、とてもじゃないけど友達に聞かなければ単位など取れない。
などといったことが起こりえます(苦笑)
バイトも長期間の立ち仕事となると、筋肉痛の時なんかは最悪です。
実際僕は4年間ずっとそんな感じでやってました。が、正直かなりキツかったです。汗
時間的には両立が可能であっても、実際やってみると「想像以上にキツいんですけどw」ってなる人も少なくないです。
イメージとしては時間的な両立の方がきついと思われがちですが、地味に身体的なきつさの方が大きいと感じました。
部活自体にお金がかかるので費用面がきつい
そもそも部活自体にお金がかかります。
泊りがけの遠征も、長期休暇や試合前にはかなり予定に入ってくることがありますので、宿泊代、交通費だけでも何万もとんでいきます。
全国大会などあろうものなら飛行機で、交通費だけでも往復3万などです。
さらに、部費だってある(僕の部活では月2千円)し、スポーツならシューズやユニホーム、ジャージ等をそろえることも多いです。サッカーなど、競技によっては毎月1万円程のシューズを買わなければらないなどもあるようです。
僕の部活では、家賃や光熱費すべて合わせて月の出費がだいたい8~10万程度、大会が重なる月は、13万を超えることもありました。
基本的に仕送りが5万あったとしても、自分でアルバイトで5万程度稼がないと生活していけません。
これは正直ほんときつかった。。。
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部活、学業の忙しさによって変わる
僕の部活とバイトの両立スケジュールを聞いて、そんなん無理!と思う人もいるかもしれません笑
ただ、一応お伝えしておくと、ここまで練習時間が長い部活はめずらしいです。
基本的に大学の部活は週3~5回の、一日2~4時間程度でしょうか。
部活の練習時間や、学部学科によって授業の忙しさが全然違いますので、部活が週に3回、一日3時間程度の部活なら、普通に両立が可能です。
僕の場合、建築の学科で、模型や図面を創作したりで相当忙しく、部活は週5で4時間。部活に往復1,5時間。それでバイトで稼げたのは月3万程度でした。
一般的な部活、学科ならアルバイトで月4~6万程度は何とかなりますが、仕送り無しではほとんどの場合生活できないでしょう。
勉強と部活、バイトを両立させるコツ
では、僕が勉強と部活とアルバイトを両立させた方法、また、その他考えられる方法、コツなどをお伝えしていきます。
シフトの融通が利くアルバイト
シフトに融通の利くアルバイトって結構少ないんですけど、部活とバイトを両立させていく上ではかなり重要な要素になってきますよね。
僕がやったバイトは、大手チェーンの回転寿司!
回転寿司バイトはシフトの融通という面ではかなり優秀でして、開店前から仕込み作業があるので、朝9時から夜も24時くらいまでシフトに入れました。
- 週一から可能
- 部活後の夜遅くからの開始でも可能
などの条件が揃えばかなりいいと思います。
その他、融通の利くバイトの例として、家庭教師、塾講師、コンビニ、在宅ワークなどがあります。
単発のアルバイト
僕は日曜日に部活がoffだったので、毎週日曜日だけは一日休みでした。
単発でやろうと思ったら、「派遣会社」に登録しておくことがお勧めです。
僕は「フルキャスト」という派遣会社に登録していたのですが、
登録するのはネットと電話だけでよく、面接はありませんし、地元に案件があれば、逐一メールで知らせてくれます。
参加したい案件があれば、メールを返信するだけです。
参加可能となれば、持ち物や服装、時間、場所をメールで指定されるので、従うだけでだったので、そういう意味では一番重宝しました。
注意点としては、
地元の中小の派遣会社にも登録していたのですが、時給が良くなかったですし、他の中小の派遣会社に登録していた友達に聞いてみても、やはり時給は低かったので、登録するなら大手のほうが良いと思われます。
【関連記事】:大学生が派遣アルバイトをする上でのメリットと注意点
在宅ワークで稼ぐ
今はネットにわりと稼げる在宅ワークがゴロゴロしています。
セルフバックとか代表的ですね。通常のアルバイトだと、移動時間や実際に体を動かしたりしないといけないので、時間的にも体力的にもきついです。
しかし、在宅ワークであれば、部活が終わって疲れて家に帰っても、そこからゆったり始めることができます。
また、単価も実は1万〜2万くらい稼げるものもあったりするので、自分の得意分野を見つけて取り組んでみるのは十分にありです。
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学業は同じ学科の友達に頼った
先ほども言いましたが、部活の練習がかなりキツく、僕は個人的にトレーニングも行っていたため、授業の復習などする時間もなく、そもそもそんなことするエネルギーも残っていなかったんですよね。
また、授業を受けるときにかなりボーっとしてしまうことが多かったです。
寝坊することも結構ありましたw
そういう時に、ノートなどを見せてくれたり、テスト前に、勉強を教えてくれる学科の友達を持っておくことは非常に重要です。
正直僕は、友達がいなければほぼ確実に留年していたと自信をもって言えますもん。w
部活とバイトをしながら、学業は自分でしっかり復習予習をして、好成績を収めたい!という人は、相当な覚悟が必要だと思ってください。僕には無理でしたw
親の仕送りに頼る
学業以外は、部活だけに100%注力していきたい!という人は、もう親に頼るしかありません。
学業も忙しいうえに部活も忙しい。学校の宿題やレポートをし、自主トレーニングや、体をケアする時間などを確保したいなら、バイトなどしている暇はありません。
僕は、仕送りは月5万と決められていたのですが、遠征などで出費がかさむたびに親におねだりしていました。
最終的にバイトを全くせずに、日々トレーニングに励み、親のすねにかじりついて離さなかったですね(苦笑)
月10万くらいはもらってたんじゃないかと思います。
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奨学金に頼る
奨学金は、将来社会人になった自分にお金を借りるようなものです。
実際、社会人になってみると、自由な時間はかなり限られてくるので、自由度の高い大学生のうちにお金を使った方が得だと僕は思います。
自由はあってもお金がないと、できることはかなり限られてきますから。
まして部活を両立させるためには、奨学金というのはかなり有効なツールとなります。
部活をやらないという道もある
自由時間も少なく、部活で疲れた中授業とアルバイトを切り詰める毎日になります。
また、さっきも述べたように、ガチな部活に入ることでの弊害は計り知れません。
部活の時間をすべてバイトに充てると、1年間で100万は余裕で超えると思います。
そんな生活をしてまで部活をやる意味が本当にあるでしょうか。
もちろん明確な目標があって続けるのはいいことです。が、なんとなく入ってだらだら続けるぐらいなら、他にいろんな選択肢があるのでそれも視野に入れておくのもありかなと思います。
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まとめ
結論、基本的に両立は不可能ではないです。
また、両立の難易度は、所属する学部、学科の忙しさ、それから部活の練習時間やキツさによるということです。
そして、部活をやりながらバイトと学業を両立させようとするには、かなりの自由を犠牲にする覚悟が必要であり、両立は想像以上に身体的にもキツいことを覚悟する必要があります。
その覚悟ができているなら、せっかく一度の学生生活です。
部活も勉強もバイトも頑張ってみるのもいいかもしれませんね!