という人向けの記事です。
基本的に自分が書くジャンルさえ決まっていたら、そのままキーワードを選定して記事を書くまでの内容になっているので、ぜひ参考にしてみてください。
キーワードを決めて記事を執筆するまでの手順
自分がこの分野で書く!と決めた特定の分野で網羅的にキーワードを拾い、ニーズを調査して記事を執筆するまでの手順は以下の手順でやっています。
- メインKW(ジャンル)を決める
- 類義語辞典で類義語を探す
- 知恵袋などでニーズを洗い出す
- 虫眼鏡KWで洗い出し(弱いところも探す)
- 関連KWで洗い出し
- サブKW・ずらしKWなどを洗い出す
- KWプランナーで検索Vol.をチェックする
- 競合サイトを洗い出し、KWも洗い出す(お宝KWもいくつか選定しとく)
- KWごとに競合記事を調査する
- ユーザーニーズに沿った記事構成と内部リンク構成を決める
- 再度ニーズを深掘りして記事を書く
ただ、この手順に沿ってやると
- 類義語などのキーワードも漏らさず網羅的に狙える
- 競合が気づいていないキーワード(ニーズに気づける)
- そのジャンルでの全体的なニーズの種類
などが把握できます。
色々試してはみましたが、僕的にはこの順番が一番しっくりしたので参考にはなると思います。
それではそれぞれ細かく説明していきます。
1.メインKW(ジャンル)を決める
まずは自分が描くジャンルを決めましょう!
これが決まってなかったらかけません。
- ダイエット
- 脱毛
- 英語
- プログラミング
- ペット
どれについて書くのか、自分の得意分野はどこなのかを考えて、一度書き出してみてもいいかもしれません。
ここでは流れで説明していくときに具体例が欲しいため、自分が過去に借金をした経験を生かして「借金」というキーワードで攻めていくことにします。
2.類義語辞典で類義語を探す
次に、自分が決めたキーワード(ジャンル)の言葉を類義語辞典で似た意味の言葉を探します。
例えば「借金」と入れると
こんな感じで似たような意味の言葉がずらりと出てきます。
この類義語を把握しておくことで、ユーザーがどんなキーワードで検索をかけるかということを網羅的にチェックして行くことが可能です。
例えば「社会人 借金」と調べるのか「社会人 負債」と調べるのかということです。
3.知恵袋などでニーズを洗い出す
次に、その分野でどんなニーズを持っている人がいるのかも見ていきましょう。
などを利用します。
ここでも自分がメインで書くキーワードを入れます。
例えば「借金」と入れると次のように借金のことに関する質問、悩みが具体的事例として出てきてくれます。
Yahoo!知恵袋などの質問投稿サイトは、人の悩みをそのままリアルに投稿されているサイトです。
なのでここにユーザーのニーズがわかりやすく抽出されているといっても過言ではありません。
ここでユーザーがどういったことを疑問に思ったり悩んだりしているかを理解することができます。
「借金」というKWでいえば
- 親の借金がわかって困っている
- 借金を親にばれたくない
- 旦那の借金を知って離婚したい
などなどの金銭面以外での細かい悩みがたくさん出てきます。
こう行ったニーズをすくい取っていき、ペルソナ像(ターゲットイメー)をいくつも作っておきましょう。
4.虫眼鏡KWで洗い出し(弱いところも探す)
これはやってもやらなくてもOKですが、関連KWで虫眼鏡キーワードでも洗い出ししておきます。
虫眼鏡キーワードとはYahoo!で検索した時に出てくる関連キーワードのこと。
重要度はさほど高くないですが、それぞれ上位5位くらいまでのサイトを観察しておくといいです。
Yahoo!知恵袋などが上位に来ているキーワードは比較的穴場(上位表示させやすい、ライバルが弱い)と言っていいの、そういうキーワードを見つけたらチェックしておくといいでしょう。
5.関連KWで洗い出し
メインで狙っていくキーワードはここで洗い出します。
他の記事でも散々解説はしているのですが、関連キーワード取得ツールというものがあります。
これに狙っているジャンルのキーワードや類義語を入れていき、関連するキーワードをみます。
「借金」というキーワードを入れると、776個も出てきました。
ここで右上の<全キーワードリスト(重複除去)>をコピーしてスプレッドシートに貼るなどして管理します。
6.サブKW・ずらしKWなどを洗い出す
これもできればやっておきましょう!くらいのものですが、この段階でサブKWやずらしKWなども洗い出しておくといいです。
やり方としては
- 自分の頭で考える
- 知恵袋などの質問投稿サイトから抜き取る
- 競合サイトの取得キーワードから抜き取る
などがあります。
たとえば「借金」と同じ意味でかつ類義語でも出てこない意味合いの言葉や、それを連想させる言葉を考えます。
- お金を借りる
- お金がない
- お金が欲しい
などです。
これらもそれぞれ関連キーワードで洗い出すと、恐ろしい数のキーワードになりますが、洗い出すとは一旦整理するということなのでOK。
自分が狙える市場(キーワードの多さ)がどれくらいなのかを把握することはとても大切なので、この段階でその裾野を最大化しておきましょう!
7.KWプランナーで検索Vol.をチェックする
一旦キーワードを洗い出すと、今度は月間検索Vol.をチェックします。
要は月にそのキーワードが何回検索されているかです。
これを見ることで、大体のアクセス数と売り上げを予想することができます。
これはキーワードプランナーというツールに挿入して確認できます。
ただし、キーワードプランナーの場合無料だとざっくりとした検索ボリュームしか測れず、かつ一度に計測できるのは10個までのため、全てのキーワードを洗い出すのはとても大変です。
広告出稿(課金)すれば細かい検索ボリュームがみられるようになるため、課金するのはありです。ここに関して詳しくは『キーワードプランナーに広告費を払い月間平均検索ボリューム数を詳細化させる方法』がわかりやすいです。
ちなみに僕は競合分析でエイチレフスというツールを使っているのでそこに全てぶち込みます。
すると一瞬で検索ボリュームやCPCなどを出してくれます。
あとはこれをエクセル形式で出力して、キーワード検索ボリューム順に並べます。(エイチレフスの場合はデフォルトで並んでいます)
検索ボリュームがほぼ0の物もあるので、一応消さずに置いておきますが、メインで狙うのは月間検索が10以上のものを中心に構成を組んでいきます。
この段階では一旦
- どのキーワードがどれくらいの数検索されているか
- どのキーワードの広告出稿単価が高いか(要は儲かるキーワードか)
に目を通しておけばOKです。
8.競合サイトを洗い出す
次にメインのキーワードで競合となり得るサイトを洗い出します。
で、この段階でサイトの方向性や本当に狙いに行くキーワードの絞り込みなどを行なっていきます。
例えば簡単なところで言えば「借金」と調べた時に出てくるサイトはだいたい競合なので、まずはそのサイトのドメインをチェックしていけばOKです。
- 債務整理ナビ
- 債務整理相談広場
- 法テラス
などが出てきます。
この時点で、さすがに勝てないなと思う時もあります。
まあその判断にもある程度経験が必要だったりするのですが、例えば競合サイトに
- 圧倒的権威性がある
- 圧倒的記事量とコンテンツの質がある
- 圧倒的独自性のあるデータ量がある
などのパターン。
これが競合サイトに詰め込まれている場合は、もう少しずらして狙いを変えるなど方向性を変えたほうが無難です。
例えば「借金」での上位表示サイトは弁護士サイトなので圧倒的権威性で勝ち目はありませんので、メインでは狙いに行きません。
競合をベンチマークしつつ、どこが穴場でどの方向性(差別化)で攻めていくか考えていくイメージです。
競合分析に関しては『ブログで競合調査をするときに注意するポイント7つ』にまとめているので合わせて読んでみてください。
9.キーワードを検索意図ごとにまとめる(サイト設計)
この段階で
- 狙いたいジャンルに関連性のあるキーワード
- 競合との折り合いで自分が勝てそうなキーワード
をなんとなくつかめている状態です。
あとはその絞ったキーワードを検索意図ごとにそれぞれジャンル分けして行きます。
簡単に示すとこんな感じです。
これは実際にキーワードをある程度簡単に分類いてくれるツール(keyserch beta)があるのでやってみてください。
なんとなく「あ、こういうことか」ってなるはず。ただ、これは簡易的なものなので不十分です。
あとはその要領でXmindという無料ツールがあるのでそれを使ってキーワードの検索意図ごとに分類していけばOKです。
それができたらあとはキーワードごとに競合調査をして、その競合に勝てるポイント(権威性、独自性、信頼性、網羅性、専門性)を整理し記事を書いていけば適切なキーワードで上がって行くはずです。
10.再度ニーズを深掘りして記事を書く
あとはそれぞれのキーワードが一番欲しているであろう情報を記事に盛り込んでいきます。
この時、共季語(狙うキーワードと関連性が高いKW)を入れるのが重要という説とかあると思いますが、基本的に気にしなくていいです。
ここは共季語を無理に入れることよりも、ユーザーのニーズにいかに答えていくか(読者が特定のKWで調べてきたときにどれだけ満足するか)を優先して考えていきましょう。
最近のSEOはそうなってきていますし、その方が自然と共季語もたくさん入っていきます。
ここら辺雑記ブログでPVを上げるためのseoライティング・記事の書き方にも詳しく書いています
雑記ブログならそこまで気にしなくてもいいかも
と、ここまでキーワードを選んでそれごとに記事を書いていく方法をお伝えしましたが、いっても最初からここまで細かくチェックしなくてもいいです。特に雑記ブログの場合は。
第一に、“誰かのためになる記事”を書いていれば、自然とキーワードも盛り込まれ、アクセスが集まる可能性があります。
効率は悪いですが、思わぬお宝KWを見つける可能性もあるわけです。
第二に、最初からセオリー通りのキーワード選定に時間をかけすぎても疲れて思うように記事が書けません。
なのでやりたいなら全然いいのですが、「ちょっと面倒臭いな」と思うなら、まずは自分なりに記事を書いてみてください。
そこでアクセスが集まっている記事、逆に読まれていない記事を見比べて、リライトしていけばOKです。多分その方が続きます。
以上、キーワード選定の手順についてでした!
わりと走りで書いたので、読みにくい点や不明点あったと思います。もし質問とかあれば順次答えますのでよかったらコメント欄でご質問ください!
【次に読む記事】:ブログで競合調査をするときに注意するポイント7つ
【その次に読む記事】:ブログSEOで上位表示させるためのサイト設計の方法・手順