という人向けの記事です。
結論から言うと、今の時代、内職をするのはほとんどお勧めはできません。
一番の理由は、稼げないからです。
基本的に内職とは誰でもできる単純作業を、自宅でコツコツと実践していくというものです。
スキルや場所の高速も必要ないのはメリットですが、その代わり時間給が安く、いくら働いてもたいしてお金にはなりません。
今回は在宅ワークとして内職をしようと考えている人に、内職をおすすめできない具体的な理由と、代わりにオススメできる簡単な在宅ワークをご紹介します。
この記事を書いた人
キック(@kikumer)
学生時代貯金がマイナス30万円になったことを機にお金の大事さを痛感。そこから奮闘し、25歳で1200万円貯まったので脱サラして家族で田舎に移住しました。現在は主夫兼在宅ワーカーをしています。
一般的な在宅ワークと内職の違い
在宅ワークとは、広義では家にいながらする仕事のことですが、一般的には自宅でパソコンやスマホを使ってやる仕事のことです。ポイ活やWebライター、データ入力などが一般的ですね。
それに対して内職は、自宅に商品を運んでもらい、袋詰めなどの単純作業を繰り返してその作業工賃をもらうと言うもの。
基本的にはどちらも受託業務なので、形としては同じです。
ただ、ネット系の在宅ワークはデジタルなのに対し、内職はアナログなため、どうしても効率の違いが出てきます。
また、内職に関しては、最初から求められるスキルがほぼないため、その分給料はどうしても低くなってしまうんですね。
在宅ワークで内職をおすすめしない4つの理由
では、なぜ在宅ワークの方が内職よりもおすすめなのでしょう。
もちろんなんども言っている通り、時間給の問題はあります。が、それ以外にも理由はあります。
- 家が在庫で狭くなる
- 汎用性の高いスキルが身につかない
- 次の就職や仕事に活きない
- 将来性がない
家が在庫で狭くなる
内職は多くの場合、商品の在庫を自宅に一旦大量に仕入れます。
それこそダンボール5箱とか10箱とか。この時点で、家はかなり狭くなります。一人暮らしの人であれば部屋は劇狭ですし、小さいお子さんがいる人にとってもかなりきついです。
そんな大きなデメリットをはらんでまでやる仕事とは思えません。
汎用性の高いスキルが身につかない
シール貼り、部品の組み立て、袋入れ、箱入れなどなど。
決められた作業をただ延々と繰り返す単純作業が多いのが内職の特徴です。
なので、この作業を繰り返すことで得られるスキルはほぼないと言うことです。
他の在宅ワークでは、どんな仕事であれ何かしらのスキルを身につけることができます。
ライターであれば文章力、構成力、SEOについて勉強できますし。
ポイ活でも、どんなサイトが還元率が高くてどう立ち回ればお得感が増すかなどを研究することができます。
しかし、内職ではそれがありません。
ただ、時間を使って単純作業を延々と繰り返し、時間をお金に変換する作業を行なっているだけと言うことなんです。しかも、わずかなお金にです。
これはかなり無駄が多い作業であるとやはり言わざるを得ません。
次の就職や仕事に活きない
スキルが身につかないのとほぼ同義ですが、次何か別の仕事に就こうとした時、その経験やスキルが活きることがほぼありません。
例えばWebサイトの運営をやっていましたと言う人は、Webマーケの会社に入りやすいでしょうが、内職の経験があるというだけでは、他の就職先を見つけるのは難しいでしょう。
将来性がない
これからAIが人間の今までの仕事をどんどん奪っていくと言われます。
特に人がやる単純作業は全て代替されるでしょう。
なので仮に内職を極めたとしても、そのうちこの仕事はなくなる可能性が高いのです。
もちろん今の資金繰りを確保するためにやっていると言うのであれば全然OKですが、最低限ネットを使えるのであれば、一般的なネット系の在宅ワークの方が断然稼げるので、やはりなかなか内職をおすすめできる理由が見当たらないんですね。
内職をした人の体験談・口コミ10選!
実際に内職をした方の生の声です。
中には時給が500円を超えるようなものもあるようですが、ほとんどは時給300円以下、そのほか家に荷物が溢れるなどデメリットは大きいように思います。
時給は150円でしたが現実はもっと低いです
ただし、納品には自家用車で運び、その際に次の仕事をもらいますので、その手間とガソリン代はかかっていました。急ぎの仕事があると、それに合わせてこちらも頑張らないといけません。この納品が済んだら2~3日ゆっくりしたいと思っても、会社さんから、「あさってまでに、仕上げないといけないしごとがあって、困ってるんだよね。少しでいいから協力してもらえないかな。」などと言われれば、やっぱり次のお仕事をいただいてしまいます。あと、紙を詰めたダンボールは結構重いので、腰など痛めないよう気を張っていました。メンタルがタフな人、重いものの持ち運びをしても、腰を痛めない人、時間には割と余裕のある人には、お勧めです。仕事が切れることはなかったです。サイトは市町村のホームページに掲載されていた、ご近所の募集広告にて電話応募しました。良い会社さんでしたが、体力的にきつくて、引退してしまいました。
神社のお札やおみくじを作る内職です
昔ながらの手法でのりを使い一体一体手作業で仕上げます。内職というよりもはや職人芸ともいえます。もともと内職をしている会社に社員として勤めていたため、退職後も内職師として採用されました。単価は種類によって全然ちがいますが、大体が2円〜7円でした。一時間に出来る量もまちまちで、1ヶ月3万円を目標にひたすらのりと格闘していました。基本的に長時間座っていられる人でないと仕上げるのは難しく、小さい子供のいるうちには不向きです。また大きいものもあり、場所を取るものもありますのでアパートなど部屋がとれないと大変かもしれません。ただ慣れてくるとコンスタント仕上げていけるようになるのでどれだけの時間座っていられるかが勝負となりそうです。紙製品のため手の脂をとられます。冬になると紙でスパスパ手が切れたり、乾燥が激しくなるので注意が必要です。様々な種類のお札やお守りがありますので飽きずに続けられるのはメリットです。ただ単価もかなり差があるので割りに合わない仕事が来てしまうこともあります。最初は月1万円を目標に、何年もたってくると3万円から5万円を目標に頑張れば頑張るだけ稼げるのも内職です。
アクセサリーの内職でしたが、どれだけ頑張っても月2万円しか稼げずに辞めました
きっかけは、本業はあるのですが、貯金がどうしてもできず日々不安だったこと、日払いのバイトを土日入れていたのですが、ペットがおり、一緒にいたかったことで、在宅でアルバイトを探していました。
週一度の納期だったので、週に一度会社にいき納品と次の仕事を取りに行く感じでした。行き帰りの電車代は補助がありました。オススメなのは好きな時間に仕事ができることくらいです。最初のうち、硬化ボンド?の作業があり、部屋中シンナー臭くなってしまったことがありました。
それと、電車を使って材料となるものを引き取るのですが、かなりのボリュームで、リュックにはおさまらないし、両手に大きな紙袋をもち、満員電車に乗ることも。
納期に間に合うように持参するわけなのに、資材をそろえるひとが毎回なにかしら少なかったりして、納期を無理やり合わせるため寝ないで仕事することも。頑張っても一カ月2万いけばいいほうでした。手で持ちきれないような大荷物は佐川指定で送るも、年末年始なんかは、集荷が11時代にくることもありました。
やめた理由は、毎回のように資材が足りないのに、しかもそれにあわせて寝ずの作業をしてもクレーム入れたら辞めてくれと逆に言われてしまったこと。くやしかったです。
妊娠中に時給600円の内職。ただ、たまに汚い古着があってストレスだった
内職の内容は、インターネットでのフリーマッケットに出品する古着の採寸、写真撮影、包装、発送業務です。単価は1着100円です。1着10分くらいだったので、時給600円くらいでした。
この内職は、パソコンが無く、インターネットでの作業が苦手な人におすすめです。サイズを測って、スマホで写真を撮って送るだけだったので、コツコツ作業が好きな人に向いていると思います。そして、ペットを飼ってる方はNGなので注意した方がいいです。おすすめじゃないポイントは、段ボールに沢山の古着が送られてくるのですが、中には汚く臭い臭いのものも入ってきたりします。それが嫌な気分になりました。また、服の素材によっては繊維が飛び散り部屋が汚くなるので、必ず作業が終わったら部屋の掃除をするようにしています。ノミやダニも怖いです。あと、1ヶ月に何回も集荷をする必要があるので配達先の方が自宅に伺う回数も多いとゆうのも理解が必要です。
おすすめの内職サイトは、インディードです。内職や在宅ワークと検索するとたくさん出てきます。
仕事終わりに大葉を詰める作業。時給は300円ほど
会社の指定により、①10枚を束ねて袋に入れる。②20枚を束ねて袋に入れる。という作業を繰り返すと言う内容でした。スーパー等で売られている状態に透明の袋に入れていきます。年末年始やお盆の頃、卒業式や入学式シーズンの頃は、お刺身の出荷が増えるため、その時に大葉は飾りに使われるため忙しくなります。はじめに内職に取り組む際に70歳代の女性が一ヶ月で70,000円程度をこの内職で稼いでいると聞きました。それならば自分も稼げるだろうと思い始めました。家からも近く、商品の受け取りと完成後の納品も車で10分程度で行うことが出来るからです。しかしながら食品の取り扱いのため、夏場は作業する部屋のクーラーを効かせれば良いのですが、困るのは冬場の作業です。部屋を暖かくしてしまうと大葉がどんどん乾燥してしまいます。そして乾燥から変色が進んでしまうと商品にならなくなってしまいます。そのため冬場は、室内の暖房をつけずにダウンジャケットを着込み作業をすることになります。大葉を10枚に束ねて、茎の部分を輪ゴムに留めて透明の袋に入れて、これで3.5円です。これが基本単価となり20枚で7円。スーパーや飲食店用の10枚の束を10組、トレイに詰めると35円です。一日4時間程度作業して1,200円ほどの収入となります。時給で言えば300円ですね。そのため前述の70歳代の女性のように1ヶ月で70,000円稼ぐのは、私の作業スピードでは厳しいようでした。
自分で機会を作って内職を効率化したけどそれでも日給1,000円
文字通りの作業なのですが、長さ方向誤差0.5mm以内で1リール100本、短かった場合は「ペナルティは無いが廃棄になる」旨釘を刺されました。単価は1本あたり0.1円だったはずです。
最初のうちはテープで長さをマーキングしてニッパーで1本ずつカット、ある程度慣れると時給360円(秒1球、0.1円)ほどにはなったと思います。しかし手作業だと誤差も出る、時間もかかる、手が痛いと「正直割に合わない」感がありました。
そこで、実家にあった「押切(紙用)」を持ってきて治具を作り「一気に半ロールが正確にカットできる」専用機を作成。
セットしてカットして次のセットまでおよそ10秒かかりません。
秒給1円(秒10球、10倍)です。
※もっと早くできるのですが、「無理なく安全に高品質」で「ロス0」だとこのくらいでした。
一気に出し過ぎてもアレなので、「慣れたから量増やして!」とふわっとしたお願いをし、怪しまれない範囲で続けておりました。
日に1000円分(100ロール10000球)、週に300~600ロール(会社さんの忙しさにより変動)ほどこなし、月2万円は頂いていました。現在は経営元が変わり、その内職は無くなったようですが、今の経営元も別の「外注」を考えているようです。
この内職は「友人紹介」かつ「少々特殊なお仕事」ですので「直接お勧めネタ」にはならないかもしれませんが、
・独自の工夫・道具が時間単価に効く
・お仕事先にばれたら単価が下がるかもしれないのでほどほどに
というのが、私の経験から言えるアドバイス、ですね。
朗読の内職が時給600~700円でおすすめ
英文は発音がうまくいかないことで取り直しが多く時間がかかりました。日本語(中国の地名の発音あり)のほうは、中国の地名の読み方がわからないものがおおく、調べることが多かったので、時間がかかりました。簡単な日本語の朗読は、とても簡単で、小一時間で終わりました。静かな環境で録音することができる方であれば、誰でも仕事はできるので、おすすめです。
骨折で仕事ができなかったので内職をしましたが時給は130円でした
1日で作れる紙袋の数は600~700枚ぐらいで1日やっても1000円いかない時の方が多く、家の事をして7時間ぐらいやったとしても時給にして120~130円ほどにしかならず、物によってはそれ以下の場合もありました。それほど手先が不器用なわけでもないと思いますし、平均並みのスピードでやってたとは思いますが、内職ってで稼ぐのは難しいと思いました。
手先がある程度器用で紐の玉結びや紐を通す作業が速い人には良いですが、得意では無いという人には報酬的にも作業的にもオススメしません。一見作業的には楽だと思いますが、大量生産するには時間がかかるので内職でそれなりの収入を考えている人には向いていないと思います。
パンフレットの袋詰めで時給600円
障害者雇用のNPO団体からの受注なので、会社的に大丈夫なのと、仕事内職の受注が滞らないのは知合いを見ていてわかっていましたので、始めてみました。
内容は、書類の袋づめなどでした。袋の中に入れる書類を折り袋に入れテーピングする作業です。旅行会社のパンフレットや保険会社はポケットティッシュを入れたりなど袋づめに関してはそのような感じでした。単価は5銭程度だったと思います。時間給にすると500〜600円程度
時間給にするととても低いですが、空いた時間に自宅でできる簡単な作業なので服装も気にせず家事の合間にでき暇つぶし程度でできます。日常の中にただ手を動かしているって感じです。
ただ、ダンボール箱で、物がくることもあり、小さな子どもさんがいてたりと衛生上あまり好ましくないと思います。出来上がったらそれを言われた通り箱詰めにしたりと、完成した後もダンボール箱が自宅にあります。玄関は取りに来られる時用に、積み上げていますので玄関は綺麗ではないです。
内職の受入をする際は‥自宅が一階と言われていましたので、一軒家もしくは一階の集合住宅でした。
妊娠中に単価16円の配線をつなぐ内職をしました
ネットの在宅ワークなら1日で1万円稼げる!?
これらの口コミを見てもわかる通り、内職では時給換算で100~600円。
つまり基本的にはアルバイトの方が稼げます。
内職をしている人はなんらかの事情で家から出られず、そのため時間給の低い内職をしているという人が多いようです。
しかし、家にいながらであれば、PCかパソコンを使って在宅ワークをした方がよっぽど高い時間給を得ることが可能です。
その点は心配しなくても大丈夫です。
もちろん一定のスキルやタイピング能力は必要とされるものが多いですが、中にはほぼノースキルでも内職より断然稼げる在宅ワークはいくつも存在しています。
今回は、最後にいくつかその在宅ワークを紹介して終わりにしたいと思います。
- セルフバック
- ポイ活
- ライター
セルフバック
セルフバックは自分で広告リンクを踏んで広告をもらう手法のことを言います。なんか怪しく聞こえるかもしれませんが、広告主も認めているいたって合法なものです。
これは案件によっては一件1万円以上もらえるものもあり、時給換算すれば1万円になることもあります。
ただ手順通りやればいいだけなので、とても簡単ですし、案外楽しんで取り組めます。ぜひやってみてください。
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ポイ活
ポイ活とは、ポイント活動の略ですね。
ポイントサイトを活用するもので、セルフバックとやってることはほぼ同じです。
ここら辺に登録して案件を探せば、一件5000円もらえるようなやつとかも結構あるので、ぜひやってみてください。
ライター
多少の文章力はひいつようになりますが、Webライターも簡単に取り組める在宅ワークの一つです。
これは文字単価や記事単価で依頼されることが多く、クラウドワークス などのクラウドソーシングで案件がやりとりされています。
慣れてくれば文字単価1円以上で受けることも可能で、時給が2,000円を超えてくる人も結構います。
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他にも稼げる在宅ワークはたくさんあります
この他にも、もう少しPC慣れする必要はありますが、簡単に取り組める在宅ワークはたくさんあります。
ぜひこちらの記事も参考にしてください。
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まとめ:内職で得られるのは”仕事してる感”だけ
内職は、僕が知らないものもあるので全てとは言いませんが、ほとんどが
- スキルが身につかず
- 汎用性も将来性もなく
- 時間給が鬼のように低い
という条件が揃ったものが多いです。
それでも内職をする人が多いのは、一種の”仕事やった感”が強いからなんですよね。
内職は一度に大量の作業を淡々とこなすので、その作業量一つ一つが小さくても確実にお金になってる感があるので、やることで仕事した感、稼いだ感を得られるのです。
ただ、時間も場所も選ばずもっと効率よく稼げる方法は前述の通りたくさんありますので、本質的には内職を選ぶ理由は皆無です。
この『仕事した感』に騙されないように、人生の時間を無駄にしないように過ごしてほしいと思います。
在宅ワークをしてみたいけど、パソコンとか使って難しい作業とかするのは嫌だなあ。そもそも昔使った振りパソコンしか持ってないし。。。
とりあえず内職でもやってみようかな