といった疑問に答えます。
借金が膨らんでくると返済額も増えていき、毎月どんどんキツくなっていきますよね。
中には数日後に控えた返済日に間に合いそうにない方もいるのではないでしょうか。
この記事では借金が払えずに返済が滞納するとどうなるのか、またその対処法についてを解説していきます!
- 借金を払わないでいるとどうなるのか
- 借金を滞納することで起こりうるリスクとデメリット
- 滞納しそうな場合・滞納してしまった場合の対処法
借金を払えなくなるとどうなるのかをしっかりと理解していきましょう。
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借金が払えないとどうなる?
借金を滞納すると逮捕されたり、怖い人に連れて行かれて漁船に乗せられたりするのでは…?
なんて思う方もいるかもしれませんねw
闇金とかに手を出さない限りそういったことはありません。(闇金に手を出すのは絶対にやめましょう。本当に。)
逮捕などはされませんが、場合によっては財産の差し押さえにまで発展する可能性はあります。
まずは滞納した場合どういう事が起こるのか順番に見ていきましょう。
滞納期間 | 賃金業者の対応 |
初日〜1ヶ月 | 電話による督促 |
1ヶ月〜3ヶ月 | 督促状・一括請求 |
3ヶ月〜 | 裁判・差し押さえ |
電話で連絡が来る(〜1ヶ月)
借金の滞納をしてしまうと、まず賃金業者から電話がきます。
内容としては
「返済を忘れていませんか?」
「いつまでに支払えますか?」
といった確認です。
この時点で返済すれば特に問題はありません。
また、返済が先に伸びてしまう場合でも「すぐに払えないが、○日までに必ず払う」と正直に話せば、1ヶ月ほどであれば大した問題にはなりません。
内容証明郵便で督促状が届く(1ヶ月〜3ヶ月)
賃金業者からの電話を無視してしばらくすると、内容証明郵便にて支払いの督促がきます。
※内容証明郵便は、郵便局同じ文面の記録が残る郵便方法。
「期限の利益喪失通知書」と呼ばれる書類で、これを無視してしまうと続いて一括請求が行われることになります。
また期限の利益喪失通知が届いたということは、その時点で信用情報に傷がついている可能性が高いです。(ブラックリスト入り)
なるべく2ヶ月以内に返済するようにしましょう。
【関連記事】:大学生がクレジットの返済を滞納してブラックリストに乗る原因と対応策
裁判所から訴状、支払督促が来る(3ヶ月〜)
内容証明郵便できた督促を無視していると、裁判所から訴状・支払い督促状が届くようになります。
この場合は裁判所に赴いたり、異議申立て書と呼ばれる書類を用意しなければなりません。
基本的に4〜5ヶ月間支払いが滞ると差し押さえになる場合が多いです。
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借金が払えない状態を続けるデメリット
続いて、借金を滞納することでどういったデメリットに見舞われるのかを解説していきます。
1.ブラックリストに載る
借金を滞納することで、ブラックリストに載ることになります。
ブラックリストは国が管理している個人の信用情報をまとめたリストのこと。
これに掲載されることで
- 新たな借金ができなくなる
- クレジットカードの審査に通らなくなる
- ローンが組めなくなる
といったデメリットを受けることになります。
2.遅延損害金が発生する
借金を滞納することで、利息とは別に遅延損害金が発生します。
遅延損害金の年利は賃金業者によって事なりますが、上限は20%です。
利息とは別にどんどん加算されていくので、滞納すればするほど猛烈なスピードで膨れていきます。
3.差し押さえられてしまう場合がある
全てではありませんが、ある程度の財産は差し押さえられてしまいます。
貯金や給与の1/4は差し押さえ対象になり、生活がかなり厳しくなるでしょう。
4.時効を狙うのはほぼ無理
借金には時効があり、期間を満了して時効援用という手続きをすることでチャラにすることができます。
しかし、時効が成立するケースはかなりレアです。
時効援用に関してはこちらで詳しく解説しているので気になる方はチェックしてください↓
借金を払えなかった場合、払えそうにない場合の対処法
借金を滞納してしまった時、また滞納してしまいそうな時は、どういった行動を取れば良いのでしょうか?
続いて、具体的な対処法・解決策を解説していきます。
1.まずは連絡
払えそうにない場合、
- 自分の経済状況
- いつまでに払えるのか
を正直に話すことで、返済を待ってくれる可能性があります。
払えなかった場合も同様に連絡が必要です。
こちらの場合
- いつまでに払えば良いのか
- いくら必要なのか
を確認して、払えそうにない場合はその旨を担当者に相談しましょう。
なんにせよ、無視するのが一番まずいので、連絡だけはするようにしましょう。
2.副業による臨時収入を得る
といった場合は、副業で臨時収入を稼ぐのもアリです。
WEB上にはさまざまな副業があり、クライアントによっては納品した段階で支払ってくれる方もいます。
まず何か初めてみて、自分に合いそうだったら継続して単価を上げていくのがオススメです。
3.日雇いのバイトで稼ぐ
業種にもよりますが、日雇いなら大体1日1万円ほどを稼ぐことができます。
土日などに日雇いのバイトを入れることで数万円は補填することができるでしょう。
ただ、毎週日雇いを入れないといけないほど借金が膨れている場合は、体力的にも精神的にも消耗するだけなので債務整理を考えた方が良いです。
4.家族・友人に一時的に借りる
翌月の給料日などにしっかりと返せる目処が立っているのであれば、一時的に家族や友人に借りるのもアリです。
ただ、継続的に借りてしまうと人間関係を壊すことに繋がります。
5.債務整理を行う
借金が払えない場合に一番効果的なのはやはり債務整理をすることです。
債務整理は主に任意整理・個人再生・自己破産の3種類。
内容について簡単に説明すると
任意整理 | 払いすぎた金利を元本から差し引いて借金を減らす+今後の金利をカットし、原則3年ほどで支払い |
個人再生 | 借金を原則1/5ほどに減らし、3年ほどかけて支払い(官報に掲載) |
自己破産 | 今ある借金を全てゼロに(家財の差し押さえ、職業の制限、官報に掲載) |
どれを行ってもブラックリストには載ります。(デメリットは上に書いた通り)
他にメリットとしては
- 最短即日に催促が止まる
- 借金を大幅に減額+金利のカットができる
- 後払い・分割払いに対応している場合が多いので現状お金が無くても手続きができる
など。
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まとめ
借金を払えない状況が続くと、
- 遅延損害金の発生
- ブラックリストへ載る
- 差し押さえられる
などの面で多くのデメリットを受けることになります。
支払いに困ったら早い段階で賃金業者に相談するようにしましょう。
また、「今月も払えるか心配…」といったギリギリの状況を続けているのであれば、思い切って債務整理をしてしまいましょう。
弁護士・司法書士に相談すれば意外とサクッとできてしまうものです。
借金が支払えないとどうしても不安に押しつぶされそうになってしまうものですが、国の制度(債務整理)を利用すれば、最悪なんとかなるので、気をしっかり持って返済に取り組みましょう。
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