よっしゃ独立するぞおおおお!!!
これでフリーランスだあああ!!起業家だああああ!!
この時って、多少の不安はあれど希望に満ち溢れていたりして、気分が高揚していますよね。
その勢いでぜひ自分の事業を成功させていきたいものです。
しかし、ちょっとだけ立ち止まって考えてみましょう。
僕のまわりのサラリーマンからフリーランスに転向した人で、独立後にお金の計算があわず、生活苦に追い込まれてアルバイトをしているという人もいます。
せっかく独立したのにアルバイトで食いつなぐみたいなことをしたらもったいないですよね。
今回は独立したい会社員のために、独立する前に用意しておくべきリスクヘッジについてお話ししておきます。
▼動画でも解説してるのでよかったら参考までに!▼
独立する前のリスクヘッジはなぜ必要?
リスクヘッジとは要するに、あらゆるリスクに対応できるような準備をしておくことを言います。
独立する前によくリスクヘッジをしておこうみたいな話ってされますよね。
貯金やスキルや知識、なにもないまま独立して借金まみれから這い上がって億万長者になった!
なんてどん底から成功への美談が語られることはよくありますが、まあぶっちゃけ確率は低いです。
貯金がゼロということは日々の生活費を日銭を稼ぎつつ、事業を育てないといけないわけです。普通に非効率ですよね。
取らなくてもいいリスクをわざわざ取りに行く必要はないのです。
独立してから事業に集中できるように、安定した給料があり社会的身分もある現段階からそれなりの準備をしていきましょう。
独立する前のメンタルリスクヘッジ
独立する前のリスクヘッジとしては
- メンタルリスクヘッジ
- お金のリスクヘッジ
- スキルリスクヘッジ
の3つがあります。
まずはメンタル面でのリスクヘッジですが、正直これが一番大事です。
そしてこれは他のお金とスキルのリスクヘッジと深く関係を持ちます。
金銭的余裕は心にゆとりをもたらす
独立するという場合、多くの人が固定収入を失うということになります。
僕も独立した当初は収入がゼロでしたw
そして、何をやるかによりますが、往往にして自分の事業でご飯が食べれるくらいになるのには半年から数年はかかります。
その間、ずっと金銭的な余裕がなければどうでしょうか。
毎日の食事代や来月の家賃の支払いを心配していては、事業に集中できずパフォーマンスが下がる可能性がありますよね。
そうなってしまっては単にお金の問題よりも精神衛生上よくありません。
スキルや知識の余裕は事業の見通しを立て、勝率をあげる
スキルや知識を事前につけておくことによって、事業にある程度見通しを立てておくことができます。
もちろん見通し通りに行くとは限りませんが、ないよりはあったほうがいいでしょう。
独立する前のお金のリスクヘッジ
では具体的にリスクヘッジの方法をお伝えしていきます。
まず独立前のリスクヘッジでは金銭面を一番に思い浮かべる人が多いと思います。
お金のリスクヘッジは一番大切ですね。独立前にいくら準備しておくべきかをみておきましょう。
独立前に用意すべきお金:起業資金
まず起業資金ですね。
まあこれは用意しない人はいないと思います。
やる事業によって必要な金額も変わってきますが、自分がやろうと思っている事業に必要な開業資金はあらかじめ正確に計算しておきましょう。
だいたいで見積もっていると、基本的には諸経費などで思っていたよりも費用がかさむことの方が多いです。
予定外の出費に開業してすぐ倒産なんて話はよくあります。そうなっては目も当てられませんよね。
あらかじめしっかりと計算して準備しておくことが大切です。
独立前に用意すべきお金:3年間の生活費
独立する前に、意外と見落としがちなのが、生活費です。
開業資金の方は正確に計算する人が多いのですが、生活費に関しては概算で計算してしまう人が本当に多いです。
独立する際の計算すべき生活費の計算を一部紹介しておきます。
翌年の住民税
まず代表的なのは住民税ですよね。
脱サラしたサラリーマンはだいたい翌年の住民税にヒーヒー言わされます。
実際にあなたが脱サラした翌年の住民税はどうやって把握しておいたらいいのでしょう。
基本的な計算方法は以下の通りです。
サラリーマンの場合は給与収入から給与所得控除を差し引き、そのあとは基礎控除の33万円(住民税用の控除額)、生命保険料控除、扶養控除などの所得控除を引きます。
そして余った課税所得に税率の10%をかけると、大体の住民税が割り出せる計算になります。
給与所得控除に関しては国税局の控除表を参考にしましょう!
引用:国税庁HP
平成30年までのデータしかまだ公表されていませんが、そこまで変わることはないと思います!
翌年の健康保険や年金
続いて健康保険や年金についても計算が必要です。
僕は会社員を辞めた翌年、健康保険料が家族4人分で月37,000円、年金も夫婦で月36,000円きました。
年間で80万円以上の出費です。これは計算しとかないとやばいですよね。
さっきの住民税と同じ要領で所得金額を計算して、同じく所得金額から33万円を差し引きます。
そしてここからが少し変わります。
所得金額 – 33万円 = 基準額と計算します。
国民健康保険の公式サイトにわかりやすい事例があったので紹介しておきます!
夫 40歳 給与収入 4,000,000円
→ 所得金額 2,660,000円
→ 基準額 2,330,000円妻 39歳 給与収入 1,000,000円
→ 所得金額 350,000円
→ 基準額 20,000円子 12歳 年収0円 所得金額0円 基準額0円 世帯の基準額の合計 2,350,000円 引用:国保の計算方法
こんな感じですね!
あとはこの基準額を元に均等割額と所得割額を計算するのですが、この計算方法はなかなかややこしいので、詳しく計算したい人は国保の計算方法を参考に割り出してみてください!
また、個人年金に関しては、毎年多少変動がありますが、金額は一律なので目安が立ちやすいです。
H31年4月からは月額16,410円ですね!ぼくらは夫婦なので二人で32,820円です。
また、前年の所得に応じて免除申請も受け付けてくれるので、近くの役場に行って聞いてみるのもいいかもしれませんね。
家賃などの固定費
ここまでが脱サラ後絶対にかかってくる税金や社会保険料です。ここを把握していない人が案が多いので資金不足に陥ってしまうことがあります。
あとはご存知家賃の計算。
基本的には会社員の頃より一旦は収入が下がる人が多いと思います。そういう方はできるだけ家賃などの固定費も今までより安いところに引っ越すことをお勧めします。
固定費を下げることは、不安定な職業に移る人にとっては特に大事なことです。
引っ越すなら変動費の予算
また、引越しをする場合は変動費も計算しておきましょう。
生活スタイルが変わらない人はある程度計算できると思いますが、引っ越したりして生活スタイルが変わる人はある程度、食費や交際費、消耗品の予算を組んで置きましょう!
環境が変わると往往にしてお金がかかります。予算を無視して使っていると、せっかく固定費を計算しておいても意味がなくなってしまいますからね。
ブロガーなどのストックビジネスの場合は、稼げる短期でビジネスと併用しよう
フリーランスになると言う人で、ユーチューブやブログなどで収益を得ようとしている人は、副業で結果を出してからにするか、他のビジネスと並行してやることをお勧めします。
理由は簡単で、すぐ稼げないからです。
YouTubeにコミットしても、もともと知名度などがない限り、基本的には生活できるまでに早くて1年くらいかかります。それも「うまくいったら」です。
ブログに関しても同じ。よっぽどセンスが高かったりもともとスキルがあったりする場合でないと、生活できるようになるまでには少なくとも1年はかかります。数年かかることもザラ。
その間に、貯金だけでやり過ごすこともできますが、残高が着実に減っていくのはわりとストレスになります。
やはり最低限の固定収入は確保しておきたいです。
ぼくもブロガーとして最初5ヶ月頑張りましたが月に5万円ほどしか稼げませんでした。
ちょっと残高が減るのも嫌だなと思い立ち、電子書籍やオンラインサロン、コンサルに手を出し始めました。
こう言ったビジネスは基本短期で稼げます。そのかわり継続は弱いですが。
なので、最初稼ぎにくいストックビジネスを柱にして行く場合、副業で結果を出してからにするか、同時並行ですぐ稼げるビジネスを進めて行くと相乗効果になることがあります。
もちろん一点集中もありですが、1つのやり方として参考にしてみてください。
独立する前のスキルリスクヘッジ
スキルや知識の面でもある程度のリスクヘッジは必要です。
例えばぼくはブロガーですが、最初Word Press、html、SEO、セールスライティングなどの言語の意味やその役割などは最低限理解しておく必要があります。
これすら理解していない状態から独立するのは(そんなアホな人はそうそういないと思いますがw)かなり無謀です。
会社員の時からある程度勉強しておくことは可能なので、通勤電車の中で本を読んでおき、あわよくばある程度挑戦しつつ、勝機が見え次第コミットすべく脱サラ!というのがセオリーかなと思います。
もちろんスキルを完璧にしてから!知識を完璧につけてから!なんて考えてるといつまでたっても起業できないのである程度で見切りをつけて、あとはやりながら覚えて行くと言う感じでOKなんですけどねw
しかし、時間もリスクであることを忘れないでおこう!
独立前に準備が必要ということ、何を準備しておくべきかもだいたいわかったと思います。
ただ、「お金を貯めてから」「スキルをつけてから」と考えすぎて、行動できないのも問題です。
十分リスクがない金額を貯められたら独立しようというなんとなくの目標を掲げていると、時間はどんどん経過していきます。
実際に僕の周りでも、独立の意思はあれど、ずっと先延ばしにしている人は多くいます。
若いうちに自分のやりたいことに挑戦しておくことも、リスクヘッジの1つです。ダメだった時に若いと再就職もしやすいですしね。
20代で独立するリスク
・貯金が少ない
・スキル、経験が少ない
・人脈がない30代以降で独立するリスク
・人によって20代に比べ覚えが遅い
・特筆したスキルがないと再就職が難しい
・若さゆえの周りの寛容さを享受できないみたいな感じでどっち道リスクはあるので、辞めたい時にやめるのが一番。
— キック | 貯金1000万で独立 (@kikumer) 2019年4月2日
自分の好きなタイミングで好きな時に起業するのが一番なんですね。
で、リスクヘッジに躍起になるというよりも、最低限抑えておいた方がいいポイントのみしっかりと抑え、自分のやりたいことに挑戦してみてください!