公務員・会社員が安定。その考え方もうやばいのでは?

オピニオン

会社員になれば安心!

公務員になれば安心!

ついついそれが真実だと思ってしまいますよね。

しかし、これからの時代は技術がどんどん進歩して、今までの仕事がガラッと変わっていきます。

そんな中で、今までの常識が通用するのでしょうか。

終身雇用崩壊。しかし、就活生は”より”安定を求める

2019年5月。日本一の会社「トヨタ自動車」の代表。豊田章男社長が「終身雇用はもう難しい」と発言し、波紋を呼びました。

人口減少に伴い経済が縮小していく日本で、これはごく自然なことだと前々から言われていたことではありますが、改めて大企業の社長が言うとなんか響きますね(笑)

これによって、どんどん会社依存(就職していればなんとかなる)は厳しくなってきています。

キック
つまり、個人でも生きていけるような付加価値をみんなが身につけないといけないということですね。

しかし、これに対して就活生の反応は、「より安定した企業へ!」という思考をしてしまっているようです。

2020年春に大学を卒業する学生に実施した就職意識調査で、志望企業選択のポイントについて、「安定している会社」が39.6%で2001年の統計開始以来初めてトップになった。株式会社マイナビが4月15日、調査結果を発表した。

引用:就活は「やりたいこと」より「安定」。2020年卒の意識調査で明らかに

日本人ってなぜここまで保守的なんでしょうね。

もちろんまだ終身雇用ができる安定した会社はあるのかもしれませんが、それにしがみつきすぎるのは正直怖い気がします。

会社にしがみついていて個人の付加価値を磨かないでいると、会社が倒れた時にそのまま一緒に倒れかねません。

個人でも生きていけるスキルはこれからどんどん求められてくると思います。

個人で稼ぐために必要なスキル一覧をフリーランス2年目の僕がまとめてみた

2019年9月9日

個人で生きていくのに大切なことは「仲間づくり」と「学び続ける」ことです

2019年9月12日

安定した会社に入るより安定した人材になりなはれ!!

以前、就職活動で出会ったカウンセラーの人が言っていました。

「安定した会社に入るという考え方はもう古い。安定した人材になることが真の安定である」

僕はこれを聞いた瞬間にこれだ!!と思いました。

今現在、社会はものすごいスピードで変化してきています。以前は常識だったものが常識ではなくなるなんてことは本当にたくさんあるわけです。

銀行員、大企業、公務員が安定だ!という常識はもう古いのです。

某SHA〇Pさんしかり、絶対安泰だと思われていた大企業も次々と経営悪化に追い込まれています。

日本の経済はある程度まで成長してきてしまったため滞り、なおかつ少子高齢化の波が押し寄せてきています。高度経済成長期以前の常識は通用しなくなってきているのです。

これから、国の情勢も悪化していく可能性も十分にありますし、国内金融崩壊も実は騒がれています。

賢い人が海外に個人口座を開設しようとすると、それを禁じる法律がひそかに作られました。公に分かりやすくは言われていませんが、僕たちが思っている以上に日本経済はいま危機的状況に陥っていると言えます。

今までの安定とは安定した運営を行う団体に所属することでしたが、これからは能力を身につけた誰からも必要とされる人材になることが安定の常識となってくるかもしれません。

”あたりまえ”はそう簡単には変わらない

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しかし、人々は当たり前、常識という価値観からは簡単には抜け出せません。

特に僕ら”ゆとり世代”と言われる若者たちは、平和の中で育った温室育ちなので社会に対しての関心度が薄く、自分がどうもしなくても勝手に周りがやってくれると考えています。社会の危機状況に自覚を持てないのです。

僕も実際自覚を持っているかというとそうでもなく、「ただなんとなくそう思う」といったレベルの域を出ません。

しかし、自覚が持てなくても考えることは重要だと思います。

ーー命かけてやっている学生が「意識高い(笑)」と言われる。なぜ日本はこうなってしまったのか?

 

紀里谷:楽だから。バカにしたって、生きていけるから。日本が何にも食べるものがない社会だったら、みんな必死になって食べ物を探すと思いますよ。食べ物を探しているやつに「お前意識高いな」と言いますか? 沈没しそうな船から脱出しようとしているやつに「お前意識高いな」と言いますか?

そういったことが言えるのは、平和の証だから良いことかもしれない。ただ、そうしているうちに船が沈んでいることをわかっていない。だから僕はそういった人たちと関わらないようにしていますし、そういった人たちはその船と一緒に沈めばいいと思う。

僕は「船の外に出たい」という人と一緒に何かしたいし、性別・年齢・国籍に関係なくそういう人とつながっていって、船を出てもっと素晴らしい何かをつくることもできるんじゃないですか。ただ言わせてもらうと、その「意識高いね」という感覚は、末期的症状だと思う。

紀里谷和明監督インタビュー「日本は末期だ。頑張る学生が笑われている。」 | co-media

まさに、僕がさっき述べたことと同じことです。

日本という国をみんなが持つ常識を、船に例えています。

僕もそう思います。集団心理で安心することはたやすいですが、よく見ると船底に穴が開いてるじゃないか!なんてことは普通にありえることでしょう。

日本の危機はいろんなところから読み取れる

僕はたいして経済や歴史を勉強しているわけでもないですが、それでも「日本やべえな」って思うことはたくさんあります。

①日本は借金がやばい!

よく聞くのは借金ですよね。日本が莫大な借金を抱えているのは周知の事実です。その額なんと1000兆円以上!
日本借金
日本の借金時計を見ると、日本の借金はリアルタイムで常に増え続けていることが分かります。
よく分からない規模ですが、これは一万円札を全部重ねると地球の半径を超えるほどの大きさなんだとか。。ひょえーー。 てか、僕たちの負債額2000万円!?ドン引きだわ。日本やべえ。

②安保法案通してる時点でやばい

あと、最近で思うのは安保法案でしょうか。いわゆる戦争法案ですよね。これが安倍首相から宣言されたとき、国民は大バッシングをしました。素晴らしいなと思う反面、複雑な気持ちになりました。

僕の周りにもいましたが、多くの人は戦争したくない!戦争嫌い!だけで、なぜそういう法案を通そうとしているのかという理由に当たる部分を見ていなかったのです。

中には「安倍首相は戦争が好きなのか」とか言ってるバカな人もいました。「日本は今のままでいいの!」と言ってる人もいましたが、今のままでいることができないから、こういった法案を通そうとしているのでは?とどうして思わないんでしょうかね。

また、これと同様に発行された防衛装備移転三原則もしかりです。海外の戦争をしている国に、日本の技術で作った、武器ではない防衛装備を送るといったもの。戦車とか、飛行機とか。。いや、武器だけどねw

間接的に戦争に加担するといった姿勢はもう知らないうちに取っているのです。
日本は憲法で戦争はしないと宣言していますが、もう戦争に片足突っ込んでいるんです。

それぐらい追い込まれているのでしょう。日本やばいです。

そろそろ安定の定義が変わってきていることに気づかねば!!

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会社の安定の話から随分飛躍しましたが、結局全てつながっています。

もっと当たり前とされている常識に疑問を持つことが大切です。今のぬるま湯がずっと続くとは限らないのですから。

ただ、僕の周りでもみんなそうですが公務員になっときゃ何とかなるって思っている人がたくさんおられます。

それよりも、自分に色々な能力を付け、付加価値を高めることが必要なのではないでしょうか。僕も今会社に入る目的の一つがそれです。

自分に能力があればそれはどこでも武器に出来るので、環境が変わっても生き抜く力を付けることができるわけですが、そうでない人は環境がガラッと変わるとたちまち困ってしまいます。

ていうか、それ以前に、そういう人生って楽しいのかなーとも疑問に思いますけどねえ。ま、それでいい人は別にいいのかもしれませんが。

もしかしたら、日本は安全安泰だと思っていたこの時を思い出しながらあの時はバカだったと思う日が来るかもしれませんね。

おしまい♪