
という人向けの記事です。
- 共働きのメリット・デメリット
- 共働きでうまくやっていくコツ
近年共働き世帯が急増しているという事実はご存知でしょうか。

ここ約40年で共働き世帯は600万世帯から1200万世帯までほぼ倍に急増してきています。また、専業主婦世帯もそれに伴い半減しています。
特に近年の伸び率は非常に高く、いかに世間が共働き傾向にあるのかが一目瞭然ですね。
さて、そんな増えてきている共働き世帯ですが、一般的に共働きってどういうイメージなんでしょうか。
世間の共働きへのイメージ
・育児してないイメージ。保育園に預けて他人に育児してもらうなんてと思ってしまう。お金がないなら仕方ないけど。
・冷めた家族のイメージだな。
うちがそうだったから。コミュニケーションなかなか取れず、学校から帰ったら親に甘えたいのに親には余裕ナシ。
父の収入よくて母が働かなくてもよかったら~なんて考えたよ。・共働きだと、正直大変なのかなって思っちゃう。それか、育児をしたくないから働いてるのかなとか。今家はダンナの稼ぎで十分やってけるけど、いずれパートでもしようかな~って思ってる。わざわざ小さい時期に保育園預けて働くなんて、よっぽど生活キツイ以外考えられないよ。
引用:共働き家庭のイメージより
共働きに対して理解が進んできている一方、こういった意見もまだあるようですね。
実際ぼくは母が専業主婦で育っており、そのおかげで学校から帰ったらいつも親がいましたし家族のコミュニケーションも多く取れたと思っています。専業主婦のメリットももちろんあると思います。
ただ、共働きだからといって、けっしてデメリットだけかというとそうとも言えないんですね。
今回は意外と知られていない共働きのメリットをお伝えしていきます。
共働きのメリット3つ

一般的にいいとされている共働きのメリットです。
①収入口が2本になるので経済的に安定する
当たり前のことですが、収入口が2つになるため、経済的に安定します。
また、経済的に安定することによって、精神的余裕もでるようになります。
②専業主婦より社会性が身につく
専業主婦にももちろんママ友などのコミュニティが存在するため、社会性が身につかないと言うわけではありませんが、やはり就職している状態とは社会性やキャリアに大きな違いが生まれます。
特に、専業主婦の期間が長くなると、現代社会ではどうしても雇用する側から敬遠される傾向は強いようです。
実際僕も脱サラしてブログ書いて5ヶ月になりますが、自分の中の「社会性」がどんどん薄くなっているなとは感じます。
人によって差はあるにせよ、共働きであれば女性の社会性が身につき、キャリア設計はしやすくなります。
参考記事:【パートで再就職】ブランクが長い専業主婦が避けられる理由と対策
③夫婦の相互理解が深まる

共働きすることによって夫婦でお互いが理解し合いやすくなります。
専業主婦と働いている夫でよくあつれきが生まれている問題として「私は毎日子供の世話をしてるのよ!家事くらい手伝ってよ!」「俺だって毎日働いて疲れてるんだから家にいるときくらいゆっくりさせてくれよ!」というやりとりがあります。
どちらの言い分もごもっともと言う感じですね。
ただ、共働きであれば、そのようなあつれきは生まれにくくなります。両方働き家計にお金を入れているため、両方が家事をやると言う風潮になります。
ただ、これに関しては両者に収入格差があったりすると「君の方が稼いで無いんだから家事は多めにしてくれよ」などとトンチンカンなことを言い出しかねないので一概にそうなるとも言えませんが。。
意外と知られていない共働きのメリット

ここからは意外とあまり知られていない共働きのメリットをお伝えしておきます。
それは税金面と社会保険の両面です。


税金が安い!
共働きの方が税金が安く済むと言う事実があります。
どういうことかというと例えば、「年収800万円の旦那さんと専業主婦の夫婦」「年収400万円ずつ稼ぐ共働き夫婦」がいたとします。

それぞれの税金がどうなるのかと言うと

※基礎控除、社会保険料控除、配偶者控除のみ加味しています
こうなるんですねえ。

そうです。生命保険への加入など、細かい条件で少し変わりますが、基本的にはこれくらいの差になります。
原因としては累進課税制度ですね。高所得者からは高い税率が徴収されます。
年収800万円だと所得税の税率が20%になるんですよね。年収400万だと所得税率は5%なので、単純にかかる税率が変わって来るんです。
なので、一人ががっつり稼ぐ片働きよりは共働きの方がかなり節税できるんですね。
社会保証が充実する!年金受給額が年間106万円も違ってくる!?
共働きのもうひとつのメリットとして、社会保障が充実します。
共働きの女性 | 専業主婦 | |
生涯年収 | 2億2000万円 | 0円 |
年金受給金額 | 184万2000円(年間) | 77万9000円(年間) |
引用元:共働き主婦vs専業主婦の収入・税金・年金・給付金を徹底比較
日本人女性の平均年収と男性の平均年収からの専業主婦がもらえる年金を計算したものです。
なんと年間の差額が106.3万円もあるんですね。
もちろんその分給与天引きで厚生年金保険料は支払ってはいるのですが、平均でこれだけの差額が出るのは老後の生活にはかなり響きますね。
共働きで社会保障をうまく使うコツ!
【奥さんがパートするときの今年からの注意点】
・年収100万を越えると住民税が、103万越えると所得税がかかる
・年収130万を越えると健康保険料6.5万円払うことになる
・年収150万を越えると旦那の税金が上がっていく(図参照)
・旦那の年収が1,220万以上なら気にしなくてよし。どのみち税金くる pic.twitter.com/2ed1jHGeJi— キック@貯金1000万で独立ブロガー (@kikumer) 2018年9月9日
実は今年(2018年)から税金のルールが色々と変わってきています。
このルール変更をうまく使って税金の隙間をくぐり抜ける方法をサクッとお伝えしときます!
妻の収入を103万円以下に!(所得税非課税)
共働きの場合、奥さんの方の収入を103万円以下に抑えると、所得税がかからないんですね。
ちなみに住民税は年収100万円以下に抑えるとかかりません(正確には所得に関係なくかかる均等割約5,000円はかかるよ)
妻の収入を130万(106万円)以下に!(社会保険料を払わなくていいかも)
年収103万円はどうしても超えてしまうと言う人は次は130万円を意識しましょう!
年収130万円を超えなければ、社会保険料を払わなくてよくなります。
これは実際結構重要で、年収130万円超えた瞬間に健康保険料が約5万円ほど襲って来るようになりますw

ちなみに、次の条件に該当する人は年収130万ではなく、年収106万円を超えた時点で社会保険料に強制加入になりますのでそちらも注意しましょう!
- 勤務期間1年以上
- 従業員501人以上の企業
これは今年(2018年)からのルール改正ですが、しっかりと把握しておいてくださいね!
妻の収入を150万円以下に!(配偶者特別控除が減額されるよ!)
どうしても130万円以上になると言う人が次に意識すべきなのは150万円の壁です。
年収が150万円を超えると、旦那さんの方の所得税、住民税が上がっていきます。
理由は配偶者特別控除の関係です。

転載:国税庁
こちらも今年(2018年)から改定になったのですが、奥さんの方の年収が150万円超えた時点から控除額が減っていくので、微妙なラインになりそうなら年収150万円は超えないように注意しましょう!
ただし、2018年からの配偶者控除、配偶者特別控除はともに、本人(夫)の所得制限があります。夫の給与収入1120万円(所得900万円)までなら満額の控除がありますが、収入1120万円(所得900万円)を超えると、控除額が減額されます。また、給与年収1220万円(所得1000万円)を超えると控除額はゼロに。
引用元:https://allabout.co.jp/gm/gc/18928/

▼税金のルール改正に関してはこちらに詳しく載ってます。
【税制改正】2018年から「配偶者控除」「配偶者特別控除」が変わります!
とはいえ稼げるなら稼いじゃった方がお得!


いくら超えない方が社会保険料や税金がとられにくいといったところで、もちろんちゃんと稼いじゃった方がお金が増えるのは当たり前の事実なんです。
こういった知識があると、たとえば自分は135万円稼ぐより129万円の方が手元に残るお金が多いんだなって考えることができ、そのラインギリギリくらいで調整ができるってことなんです。
逆を言うと、年収200万とか稼げている人は全く気にしなくていいと言うことですね!
共働きにはデメリットも・・
やはり、共働きにも当然デメリットも存在します。
共働きでのライフスタイルにしていく予定の人は、ここもちゃんと理解をしておくことをおすすめします。
子供との時間が確保できない
共働きの最大のデメリットであるのが子供との時間が十分に確保できないと言うことです。
働く時間帯や、頻度によってももちろん変わってきますが、基本的には専業主婦でいるより圧倒的に子供との時間は減ってしまうんですね。
子供が小さい時なんかは特に、ここを気にする人は増えています。
また、運動会などのイベントに参加しにくかったり、子供が急に風邪をひいたりした時にすぐに迎えに行けなかったりすることもあります。
家事が負担になる
週5労働などだと特に、仕事や育児に追われてなかなかそれ以外のことに時間を割けません。
そのため、どうしても家事がおろそかになってしまうこともあります。
夫との収入格差がそのまま軋轢になることも
これもよくある話で、アルバイトをしている妻が、サラリーマンの夫に家事の手伝いを頼むと「お前は稼いでないんだから家事はしてくれ」と言われることがあるようです。
また、その逆も然りで旦那の方が収入が低いと、ギクシャクしてしまうケースもあるようです。
もちろん気にしないのが一番!と言いたいところですが、なかなかそうもいかない家庭も多いのでしょう。
デメリットを封じる対処法!
共働きにも実際はいろんなデメリットがありますね。
ただ、そのデメリットも解消する方法はあります。
時給の高い仕事をしよう!
特にパートなどをする主婦の方はできるだけ時給の高い仕事を選びましょう!
時給の高い仕事をすることによって、短時間でお金を稼ぐことができ、子供との時間の確保や家事に時間を避けるようになります。
共働きが悪いことでは決してありませんが、どうせやるなら短時間でチャチャっと稼いでしまって、あとは家庭での時間を作ると言うのは、男女ともに言えることだと思います。
【関連記事】:田舎暮らしの大学生でも時給1000円以上を狙える高時給アルバイト12選
できれば在宅ワークで稼ぐのがおすすめ!
時給の高い仕事よりももっと理想的なのが在宅ワークでしょう。
在宅と聞くと「内職」などの作業をイメージされる方が多いですが、あれではほとんど稼げません。
今はネット社会です。ネットをうまく使えばかなり稼げます。
ちょっとした仕事や家事、育児の合間に取り組んでみましょう!在宅ワークは際限がないので、バイトよりも効率的に稼げる可能性は高いです!
【関連記事】:大学生・主婦のための片手間でできる時給1000円以上の在宅ワーク7選
効率的な資産形成やこれからのライフプランについてFPに教えてもらっておこう!

共働きならなおさら、効率的にこれから資産形成をして行きたいですよね。
それなら、まずはFPに無料相談してみるのがおすすめです。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
共働きにもいろんなメリットやデメリットがあるんですね。
もしあなたが、共働きで家計を安定させていこうと考えているならそれは素晴らしいことです。ただ、共働きにあるデメリットもしっかりと認識し、生活していくことが大切だと言えますね。
いろんな選択肢があるので、色々ためしながら取り組んでみてください!
ちなみに、僕たち夫婦が25歳で1000万貯金した方法も公開しています!妻は専業主婦だったため、共働きでなくても貯金はやろうと思えばうまくいきます!参考にしてみてください!!
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