専業主夫になりたい人が気をつけておくべき7つのポイント

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仕事したくない

専業主夫になりたい

そう思って主夫になろうと思う人は多いです。

現在男性で第3号被保険者(妻の扶養に入っている人)は全国で11万人いると言われています。

僕のように兼業で主婦をやっている人もいるので全体的な母数としてはもっと多いかもしれません。

女性の社会進出が進む中、男性が家事をしてもいいではないかという風潮が出てき始め、主夫になると言う選択をする男性は増えてきています。

今回は主夫になりたい人向けに、なうで主夫をやっている僕から注意点をお伝えしていこうと思います。

□この記事の内容
  • 専業主夫になりたい男性は全体の3割
  • 専業主夫になるなら副業を頑張るべし
  • 主夫になる前に知っておきたい5つのポイント

この記事を書いた人

大学時代に今の妻と学生結婚。その後会社員を2年間勤めるも、脱サラ願望が強くなり、かつ妻も仕事を望んだため脱サラ。

現在は主夫をやりつつ、在宅でPC作業で収入を得ています。

専業主夫になりたい男性は約3割

若い人にアンケートを取ると、2~3割は専業主夫になりたい、あるいは女性が養ってくれるならそれでもいいとの答えがある。結構、若い人も男女の性別役割分担に疲れているようだ。家庭の大黒柱として一家を背負わされ、さらにイクメン、よきパパであるべしというプレッシャーもある。昔だったら、帰宅したら飯、風呂、寝るで済んだのに、家庭人としての役割も多い。

引用:若い男性の約3割は「専業主夫」指向だ

女性の社会進出に伴い、男性の負担も増え、仕事に疲れて家庭に入りたい。という男性は少なくないようです。

これは僕もツイッター上で『主夫』という肩書きで活動しているとひしひしと感じます。→僕の主夫アカウント

ほぼ週一回のペースで「キックさんみたいなライフスタイルを送りたいです!」とDMで言ってくださる方が出てくるんです。

大黒柱、仕事と家庭を両立する男という立場に疲れている人は多いんですね。

僕自身、実際にあまり仕事はしたいタイプではなかったため、主夫に転向しました。

最近家庭内での男性に求められるハードルも上がってきているように感じるので、自然なことなのかもしれません。

主夫になる前に気をつけておきたい5つのポイント

働き方が多様化している現在で、専業・兼業主夫は1つの選択肢としては全然アリだと思います。

僕自身、サラリーマンをしていた時よりも今の方が充実感は高いです。

しかし、安易に主夫になりすぎるとあとで色々弊害がおきてしまいがちでもあります。

ここら辺詳しくは『主夫をやりつつ在宅仕事で稼ぐライフスタイルの1日のスケジュールとメリット・デメリットを解説』に書いていますが

ここでは主夫になる前に知っておくといい注意点をお伝えします。

□主夫になる際の注意点まとめ
  1. パートナーの理解は必須
  2. 料理・家事・育児・家計管理が苦手だと相当きつい
  3. 主夫に対する世間の目は厳しい
  4. 毎日同じことの繰り返し
  5. スキルがないと再就職が難しい
  6. 立場が弱くなる
  7. 離婚や配偶者の死亡時に『主夫』のほうが不利
  8. 社会経験が乏しいと妻と話が合わない

1.パートナーの理解は必須

言うまでもないですがパートナーの理解は絶対条件です。

  • 妻の方が収入がある
  • 妻の方が仕事が好き
  • 妻より家事などが得意
  • 在宅でも稼げるあてがある

などの明確な理由がないと、納得してくれない女性も多いと思います。

どうしても主夫になりたいなら、しっかりと話し合い、相手の理解を得ましょう。

2.料理・家事・家計管理が苦手だと相当きつい

これは主夫をやって改めて思ったのですが、毎日献立考えて家事をこなして家計管理するのは蘇相当きついです。

僕の場合は家事は妻と折半なので、だいぶ軽減されていますが、ぶっちゃけ料理とか得意じゃないので自分1人だと思うとゾッとしますね。

毎日やることなので、ここら辺が苦手だとぶっちゃけ会社員よりきついと思います。家事の分担もちゃんとパートナーと話し合って決めた方がいいですね。

3.『主夫』に対する世間の目はまだ厳しい

専業主夫はヒモやニート扱いされる?その理由と違いを解説』に詳しく解説していますが、世間の目はまだまだ厳しいです。

主夫は社会的マイノリティですし、やはり世間的にまだ「男は稼いでなんぼ」と言う価値観は根強いです。

僕自身、主夫ですと名乗るとなんとなく「情けない」と言う目線で見られます。収入は妻と変わらないんですけどねw

4.毎日同じことの繰り返し(刺激が少ない)

ぶっちゃけかなり苦痛なのが、毎日同じことの繰り返しで刺激が少ないことです。

  1. 朝送り出す
  2. 洗い物と選択
  3. 在宅ワーク
  4. お昼を1人で食べる
  5. 筋トレ
  6. 掃除
  7. 在宅ワーク
  8. お迎え

みたいなサイクルです。

主夫とは?在宅仕事で稼ぐ主夫の1日のスケジュールとメリット・デメリットを解説

2019年8月28日

僕の場合は仕事に多少変化があるので大丈夫ですが、完全専業主夫だと変化がないので結構エグいです

こういうのも割と平気な人じゃないと主夫は結構きついかもしれません。

5.スキルがないと再就職が難しい

主夫になると付きまとうのが再就職の問題です。

一度会社を辞めて社会から離脱してしまうと、その後の社会復帰をしたくなった時に会社から必要とされる人材になっていないと採用されにくくなると言うのはごく自然なことです。

専業主婦がいきなり給料のいい会社で働けない話はよくありますからね。

そのためにも、主夫をやりながら自分の得意なことを磨き、スキルアップしていった方がいいでしょう。

ぼくも主夫をやりつつWebマーケを頑張っています。

ちなみに今、在宅でスキルをつけるならプログラミングがいいですよね。日本では圧倒的にエンジニア需要が高まっていますが、供給(エンジニアの数)が全く追いついていません。このスキルがあればシンプルに就職には困りません。

転職考えているならTech Academyの転職コースがいいです。万が一転職できなかったら全額返金してくれるので安心です。

【関連記事】:【男性向け高収入在宅ワーク一覧!】副業でもバイトより断然稼げる!

6.立場が弱くなる可能性がある

これはよく聞く話で、男性で収入が女性より低いと、なんとなく家庭内での立場が弱くなることがあるようです。

  • 発言権がない
  • 好きなものが自由に買えない
  • 予定の決定権がない

などなど。

ぶっちゃけ主夫をしてまざまざと感じるのは、マジで『男の価値=収入』なので、これが低いとなんとなくいづらくなることがあるようです。

この解決策としては『専業主夫はヒモやニート扱いされる?その理由と違いを解説』にも書いていますが、兼業主夫として稼ぎまくるしかないですね。

7.離婚や配偶者の死亡時に『主夫』のほうが不利

専業主婦として収入面は妻に頼りっきりになっていると、妻との離婚や妻が死んでしまった時に収入が絶たれると言うリスクもあります。

離婚の場合、相手が浮気をしていて、かつ主夫がとても献身的に家事と育児をこなしている場合慰謝料を取れることもありますが、それは微々たるもの。そんなのものに頼るのは馬鹿らしいのでないと思った方がいいです。

また、万が一妻がなくなってしまった場合、遺族年金はもらえますが、遺族厚生年金は男性の場合55歳以上でないともらえません

こういった法律の背景にも「男なら稼げるでしょ?」という考えがあったりするんですね。

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2019年8月31日

8.社会経験がないと妻と話が合わなくなる

これは僕が会社員で、妻が専業主婦だった時にも若干感じていましたが、社会経験が少ないと社会経験が豊富な相手と話が合わなくなります

そうすると仕事で悩みなどがあってもパートナーを信頼して相談することが難しくなるんですよね。

言ってもどうせわからないし・・汗

お互いがこう思ってしまうと壁ができてしまい、夫婦仲の悪化に繋がる可能性もあります。

家庭にいながらでも社会経験を積める環境にいたり、なにかしら在宅でも仕事をしておくことがオススメです。

主夫になりたいならやるべきこと。それは”副業”です

今主夫になりたい!と思っているなら個人的には在宅の副業を頑張ることをお勧めします。

理由は以下の3つです。

  • 社会的に無収入の専業主夫は立場も弱く、再就職も難しい
  • 専業主夫はパートナーに納得してもらいにくい
  • 家庭内でも体裁が保てる

もちろん奥さんの同意を得ることは大前提ですが、その上でさらに副業の収入があれば、主夫になっても専業主夫ではなく、兼業主夫として働けます。

日本人の価値観的に、男性の価値は収入であるという考えは、建前抜きに圧倒的に力を持っています。

それは社会から個人に深く浸透しており、無収入の男性の自尊心を奪っています。

だからこそ、副業で稼いでいることで、世間体も自尊心も守られるんです。

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主夫になるのは全然あり!だけどポイントはおさえておこう!

働き方が多様化している中、男性が『主夫』になると言う選択肢は大いにアリだと思います。

しかし、最近出てきた価値観であることから、まだまだマイノリティで、それによる弊害も多いです。

個人的には

  • 妻の理解をしっかり得られていること
  • 副業で収入を確保していること(できれば月10万以上)
  • 家事・育児が好きであること

この条件を満たせればだいたいOKかなと思います。

主夫にこれからなる、なりたいと言う人は、押さえるべきポイントをしっかり抑えて臨むことをおすすめします。