どーもこんにちは。ブロガーのキック(@kikumer)です。
最近資産運用にも興味が出て来て、お金の勉強を色々と始めています。
そんな中で手に取ったのが大富豪が実践しているお金の哲学という著書です。
主な内容として、富裕層のお金についての考え方と一般層の違いを比較しながらわかりやすく教えてくれる著書でしたので、その内容と読んで学べることを紹介して行きたいと思います!
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この本を通じて学べること
この本を読むことで学べることは
- お金についての大富豪の考え方
- なぜ一般的なお金の認識では経済的に豊かにはなれないのか
- お金と時間の密接な関わりとその考え方
- 大富豪がどうやってお金を使い、増やし、管理しているかの具体的な方法
この4つが大きく学べるポイントかと思います。
総合評価は
★★★★☆
総合的に見て、お金についての考え方を比較形式で学んでいけるわかりやすい本棚と思いました。
本の内容、項目ごとに気になった部分の感想をお伝えして行きます。
著者/冨田和成
株式会社ZUUの代表取締役社長。
神奈川県出身で一橋大学卒。学生時代にIT分野で起業。卒業後野村證券にて数々の営業成績を樹立し、最年少で本社の超富裕層向けのプライベートバンク部門に異動。プライベートバンカーとして富裕層の資産管理に携わった経験を活かし、富裕層と小金持ち、一般層のお金についての考え方の違いを比較しながら著書「大富豪が実践しているお金の哲学」にしたためています。
現在もフィンテック企業の一角をになうZUUのCEO、第一人者として活躍されているお方です。
ものすごい経歴が並んでいますが、要するに営業、お金、ITに関してとってもすごい方です(笑)
著書:「お金の哲学」についての主な概要
冒頭で述べた通り、本書の内容はお金についての考え方、普段の行動が富裕層と一般層でどのように違うかについて項目ごとに言及されている著書です。
お金をたくさん得る。たくさんのお金を管理する。
そういった富裕層がどう言う思考で、一般層との違いはなんなのかを学ぶことができます。
理想の結果は普段の習慣、考え方から生まれます。後半少し難易度の高い話も入ってきますが、富裕層の考え方を学ぶ意味では非常に良著だと思います。
目次ごとの内容と学び
目次内容を全部記すと著作権法に引っかかる恐れがあるので、その中でも特に面白かったり気付きがあった内容だけを要約してお伝えします。
一般人と小金持ちと大富豪の違い
年収を上げるための行動
- 一般人は時間でお金を稼ぐ
- 小金持ちは運でお金を稼ぐ
- 大富豪は仕組みでお金を稼ぐ
誰もが求める「収入アップ」。
お金は少しで十分。と本気で思っている人は少ないでしょう。みんな自分の収入がもっと増えたらいいなと思っているものです。
しかし、一般層と富裕層では収入をアップさせることに対する考え方が全く異なっていると言うことを本書では述べられています。
一般人は時間でお金を稼ぐ。つまりお金に対して受け身の姿勢を取っているということです。
例えば副業で稼ごう!となったときにコンビニでバイトしよう!と考えてしまうのがまさにこれですよね。
時間給で稼ごうとする限り、自分の労働と時間を提供し続けないといけないわけですからいつまでたっても豊かにはなれないと言うことです。
これは実際僕もブロガーとして活動してて身にしみていることなんですが、すぐ稼ごうと思ってライター業などに手を出すと月に数十万稼ぐことはできるのですが、そのあと手を止めてしまうと全く稼げなくなってしまうということです。
よく言ういかに不労所得を作るか。はいかに稼げる仕組みを作れるかと言うことなんでしょうね。
イメージ
- 一般人にとって大富豪は「ずる賢い人」
- 小金持ちにとって大富豪は「優秀な人」
- 大富豪にとって大富豪は「まっとうな人」
これに関してはまあ当然と言えば当然。
ただ、面白かったのは一般人にとって大富豪が「ずる賢い人」となるその背景でした。
アメリカでは幼稚園からお金について学び始め、大富豪はアメリカン・ドリームを体現した人として崇められます。
しかし日本では大富豪と聞くと、「ずるい」「人のお金で云々」と眉をしかめる人が多いのは、文化の教育の影響が少なからずあると思います。
著書03aboutoイメージの冒頭部分一節より
お金について考える時、日本人の富裕層、お金持ちへの印象はそのまま日本人のマネーリテラシーの低さを表していると僕は感じています。
お金=汚いものと考えていては、いつまでたっても豊かにはなれません。
確かにメディアが取り上げている富裕層がセレブな生活を送っている人が多いと言うのも影響があるかもしれませんが、この考え方を捨てない限り、日本はいつまでたってもマネーリテラシーの低い国だと笑われる対象になるかもしれないですね。
改善力:うまくいかない原因を
- 一般人は社会のせいにする
- 小金持ちは運のせいにする
- 大富豪は自分のせいにする
こちらに関してはいたってシンプルですね。
自責か他責かということです。
この本の一説でこう言ったエピソードがありました。
リーマンショックが起きた時、私は証券会社で新規開拓営業をしていて、クライアントだった大富豪の中にも、そのあおりを食らって一時的に大きな損失を出した方が何人もいました。
私の顔をを見るなり「お前のせいでこうなった!(略)」と激怒されるお客様もいました。
しかし、この中で1人、全く起こらず自分の判断が悪かったのだ。次どうすべきかを考えよう。と言ってくれた経営者の人がいたそうです。
彼はその後豪州危機の時にリーマンショックの経験を活かし、リーマンショックの時の損失を上回る利益を出したそうです。
こう言う考え方はお金についてだけでなく、生き方についてとても考えさせられるエピソードだなと思いました。
僕も以前、知人の事業に数百万円投資したことがあるのですが、その時に「絶対に元本を割ることはなく返済はできる」と言われていたのですが、途中で「いつ返せるかわからない」と言われてしまったことがあり、その時は不安と焦りで激怒してしまいました。
しかし、よくよく考えたら「投資する!」と決断したのは僕だったので、それを他人のせいにしてやいやい言ったところで何も変わらないよなと思うようになりました。
結果、そのお金は帰ってきたのですが、僕にとってもこれはとてもいい教訓になりました。
自分のお金については責任を持ち、合理的に考えられるようになりたいなと思いますね。
大富豪のお金の使い方
節約する時
- 一般人は毎日の食費を削る
- 小金持ちは入った分だけ使い切る
- 大富豪は大きな支出だけ抑える
これに関しては僕自身がブログでいつも言っていることなのでとっても共感しました。
細かい支出を気にしてしまって毎日節約に労力を使うと疲弊してしまいますし、結局お金も大してたまりません。
一度の労力で大きな出費を軽減できる家賃、携帯代、保険などの固定費だけ節約し、それ以外はあまり節約などはしないというのが一番効率的に節約できますね。
車移動
- 一般人は公共交通機関を使う
- 小金持ちは高級車を乗り回す
- 大富豪はタクシーを使う
これも実際目からウロコの情報でした。
大富豪って高級車乗っている人が多いイメージですが、そうやって自己顕示するのは小金持ち。
大富豪はなによりも「時間」を優先するため、移動時間でも仕事をする。そのためにはタクシーが一番合理的なんですね。
僕もオンラインで仕事をすることが多くなって来ています。移動時間はほんと無駄だなあと思うんですよね。タクシーを気軽に使える身分になりたいものです。
自己投資
- 一般人はほとんどしない
- 小金持ちは給料の2割を使う
- 大富豪は給料の半分を使う
これも驚きでした。大富豪の給料の半分ってかなりの大きい金額だと思うんですよね。もちろんみんながみんなというわけではないんですが、それくらい将来の自分に対して自己投資して行くことが大切ということ。
長期的に考えれば自己投資して行くことは結果的に節約するよりも自分のところに回ってくるお金が多くなることを知っているんですね。
大富豪のお金の増やし方
景気が悪くなると
- 一般人は傍観する
- 小金持ちは損切りする
- 大富豪は買い増しする
これは自分のことで振り返っても本当にそうだなと痛感します。
僕たちはニュースで景気が不景気だ!日経平均株価が下落している。というニュースを見ても「へ〜」で終わっちゃいます。
そして株に手を出している人は、損が大きくならないように「損切り」といって保有している株価がこれ以上下がらないように売ってしまうんですね。
ただ、本来考えるべきは下がった価格の時に買えるかどうかということ。仮想通貨も今冷え込んでいますが、こういう時にどれくらい買えるかで変わってくるということなんですよね(もちろん仮想通貨買えということではありません。例えです。)
不景気で景気が落ち込んだ時こそ、投資のチャンスだということですね。
と、気になった項目をごく一部取り上げてみました。
この他にも、もっと根本的な考え方やお金についての具体的な資産の守り方、増やし方の具体例を45項目に分けて紹介されています。
節約方法が知りたい!具体的な貯金方法を知りたいという人はこの本には向かないと思います。
ただ、根本的なお金についての考え方を変えて行きたい!という人や、資産を増やして行きたいビジネスマン、起業家の人にとってはマネーリテラシー を磨くにはとてもいい本だと思いました。
こんな人向け!
- お金についての根本的な姿勢、考え方を学びたい人
- 超富裕層がどんな思想で自己資産を管理、保有しているのかを学びたい人
- 実際にある程度資産を保有し、その管理方法に悩んでいる人
逆に節約方法を知りたい!貯金方法を知りたい!などの日々の生活に直結するような情報を知りたいという人はこの本は不向きかと思います。
長期的な目線で、お金についての考え方学びたいという人は、手にとってみてもいい本かなと思いました。
本読んだり勉強するの嫌だ!という人は『お金の教養講座』なるものがあるよ!
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