どーも皆さんこんにちは。ブロガーのキック(@kikumer)です。
今日は意外と知られていない高齢出産のメリット・デメリットについてお話しします。
高齢出産のイメージは「リスクが大きい」
「高齢出産」と聞くと
- 体力的に厳しい
- 子供にも負担がかかる
などのマイナスのイメージを持っている人は多いと思います。
たしかにそれは事実で、高齢出産(特に45歳以上)の流産のリスクは20代前半の女性に比べて3倍以上になると言われています。
こう考えると、高齢での出産を避けるべきと思う人がいるかもしれませんが、しかし、統計的にみると、けっしてデメリットだめではないことがわかりました。
今回は統計的に出ている高齢出産のメリット・デメリットについてお話しします。
高齢出産のメリット・デメリット
高齢出産のデメリット4つ
- 流産のリスク
- 遺伝子のレベルが低い
- 親の体力不足
- 子供との時間が短い可能性周囲との差が気になる
高齢出産と言えば、やはりいろいろなリスクが思い浮かびますよね?
では一般的に言われている高齢出産のリスクを見ていきましょう。
①流産のリスク
繰り返しになりますが、高齢になればなるほど流産のリスクは高まります。
この統計からわかる通り、出産に一番適した年齢は20代ということですね。
②遺伝子レベルが低い
低いというと語弊があるかもしれませんが、女性の場合は20代後半から、男性の場合は30代くらいから卵子、精子が劣化していくと言われています。
出産適齢期の境目は35歳という記述もあり、例えばダウン症の発生率は30歳で952分の一、35歳で385分の一、40歳で106分の一だという調査結果があり、35歳を境にその割合は急増しているようです。
その事実からか、アメリカでは20代の自分の卵子、精子を冷凍保存しておくというのも流行っているんだそうです。
③体力不足
高齢出産のリスクを乗り越え、無事出産できたとしても、そこからは体力勝負の子育てが待っています。ずっと抱っこしていなければならなかったり、夜の睡眠がとれなかったり、とにかく出産にしても、育児にしても体力があるに越したことはありません。
子供を夜通し抱っこすることも日常茶飯事なので、体力がない人にとってはとても重労働になるでしょう。
④子供との時間が短い可能性がある
子供が成人した後はもう定年、なんてことは十分あり得ることでしょう。50代後半での出産例もあるので、中高生で親の介護を心配しなければならないケースも指摘されています。
また、やっと育児が終わったと思ったら、老後の時間を楽しむ体力がないなどのケースも考えられます。
⑤周りとの差が気になる
基本的に例えば幼稚園とかでの親の集まりがあったとき、若いお母さんが多い中40代50代でそこに交じっていくのは結構勇気がいるのでしょう。40台で出産を迎えた女性1万5千人に対する調査の結果、4人に一人が「年齢のせいでほかのママたちに気後れする」と答えたそうです。
高齢出産のメリット
- 経済的負担が少ない
- 周りの友人など経験豊富な相談相手が多い
- 子供のIQが高い
- 子供の身長が高くスリム体型になりやすい
- 怪我や病気をしにくい
高齢出産と言えば、リスクばかりがイメージとしてあると思いますが、実はメリットもあるんですよ!!
若年齢結婚でのデメリットの反対に当たる、経済力、知識なんかのメリットもありますが、もっと明確なメリットがあるんです。
①経済負担が少ない
子供がいない期間が長ければその分しっかりと経済的基盤ができている可能性が高いので、経済負担が少ない傾向にあります。
子育てはお金がかかりますからね。
②周りの友人など経験豊富な相談相手が多い
若い時に比べて、周りの友人も結婚や出産を一通り経験している割合が高くなります。
相談相手も増えるのでこれはメリットですね。
③高齢出産での子供のほうがIQが高い!?
これは、高齢の親のほうが、人生経験が豊富で、落ち着いて子育てをできるからだと考えられています。
40歳以上の親が育てた子供のほうが、若い親の子供よりも5歳までの語彙力が高く、IQも高いという調査結果も出ているそうです。
④子供の背が高い傾向に!?
アメリカの研究では、高齢出産で生まれた子供のほうが、若い親の子供よりも背が高く、スリムになる傾向にあることが分かったそうです。
30歳未満の母親の子供より、それ以上の子供のほうが平均身長が1.5センチも高く、肥満率も少ないそうです。
女性が妊娠中に分泌するホルモンが年齢によって違いが生じるからではないかと推測されているそうですが、詳しいことはわかっていません。
⑤病気や怪我が少ない
高齢出産の方がケガをしたり病気にかかったりする確率も高齢出産のほうが低いという統計があるそうです。
高齢出産はリスキーなイメージが多いと思われがちですが、ちゃんとメリットもあるんですね。
もちろん、高齢出産に伴うリスクがあることは言えますが、そればかり心配し過ぎるのもよくないことでしょう。
高齢出産なのであれば、その強みを生かす子育てを考えた方がよいかもしれませんね。
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教育に関してなぜか主観的な著書が多い中、この本はかなりの良書です。子供が生まれる人にはぜひ読んで欲しい一冊。
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