僕は大学3年生の時に彼女が妊娠し、学生結婚することになってはや4年が経ちました。今でも家族で仲良く暮らしています。
そんな僕が学生のうちに結婚することのメリット・デメリット、そして学生結婚という道を選ぶ人に大切にしてほしいと思うことについてお話したいと思います。
この記事を書いた人

キック(@kikumer)
大学時代に学生結婚。その後就職してサラリーマンを2年。そのあと独立して主夫&在宅フリーランスをやっています。ブログを通して学生結婚をする学生の相談に50人以上乗りました。
学生結婚をする理由はほぼ”できちゃった婚”です

そもそも学生結婚はなぜするんでしょう。学生のうちに付き合っている彼氏・彼女と待ちきれずに結婚したい!という人もいるかもしれませんが、やはり多いのは「できちゃった結婚」ではないかと思います。
子供を授かって結婚するということ自体は決して不幸なことではありませんが、世間のイメージ、費用面など、学生結婚についてくる問題はたくさんあります。
学生結婚をする人は、そのメリット・デメリットもしっかりと理解した上で自分たちの将来を決めるようにしていきましょう。
学生結婚のデメリット


- 世間体
- 経済的負担
- 休学しないといけない可能性
- 就職活動で不利?
- 離婚のリスクが高い?
①世間体
学生結婚による一番のデメリットは世間体です。
学生結婚の多くが、先に子供ができたので結婚するというパターンが多いからかもしれませんが、「自立もしていないのに結婚なんて!」「仕事がないのに子供作るなんて無責任だ!」という声が圧倒的に強いのは確かです。
僕も学生結婚して4年になりますが、これまで何百人の人に初対面で「学生結婚なんです」と言ってきました。みんな表面上は「そうなんだ」くらいの反応ですが、やはり「こいつ学生結婚てことは・・・」と人格否定に入られることもよくありました。

学生結婚自体が悪!というのは偏見だとは思いますが、基本は無計画な行為なので、マイナスイメージを持たれるのは当たり前のことかもしれません。
②経済的負担が出てくる可能性がある

次に大きな問題と捉えられるのが、経済的な問題です。
- 出産費用
- 通院費用
- 結婚式の費用
- 子供が生まれてからの粉ミルクやオムツ代 etc
かかるお金はたくさんあります。
結婚式を学生の時にするならなおさらです。
ただ、これに関しては必ずしも大金が必要というわけでもありません。工夫次第では経済的負担を軽減することができます。
大学で子供を授かった人の多くが、「お金がないから」という理由で子供を堕してしまうケースをたくさんありますが、お金のことは実はそんなに心配しなくても大丈夫です。

③休学しないといけない可能性も
僕らの場合、大学3年生の終わり頃に出産を迎えたので、タイミング的には休学する必要はありませんでした。
が、学生結婚する人の相談に乗っていると、ほとんどが休学を検討されているようでした。
理由としては、やはり「妊娠」です。
個人差は大きいですがつわりで体調を崩し、学校に通えなくなるケースや、出産のタイミングがテストと被ってしまうケースなど理由は様々です。
学生結婚自体が休学しないといけないことには繋がらないですが、出産時のタイミングや妊娠中の体調によっては卒業の時期を遅らせる必要が出てくるかもしれません。
④就職活動で不利になる?

学生結婚は、就職活動で不利になる場合もあるようです。
ただ、これは僕自身学生結婚した立場で就活100社受けましたが、不利になったと感じたことは一度もありませんでした。
ぶっちゃけ他のサイトでそういうことが書かれていても、あてにしなくていいと思います。
要は、就職活動で「この人と働きたい」と思ってもらえるかどうかが全てです。
なので、学生結婚をしたかどうかということより、その事実をどう捉えて行動しているかが一番重要なわけです。
面接官に学生結婚のことについて質問された時に、しっかりとした考え、自分の行動に即した答えを返せなければ、「無責任な奴だ」という印象を与えてしまう可能性は十分にあるでしょう。
また、女性であれば出産を控えていたり、これから出産する可能性があるとみなされ、企業によっては敬遠してくる可能性もないとは言えません。
【関連記事】:ただ、しっかりと自分の思っていることや考えていることを伝えればOKです。
このことは、僕が就活時代に面接無双していた時の経験から断言できることです。
⑤離婚のリスクが高くなる

学生結婚に限らず、若いうちに(できちゃった)結婚するのは、相性がいいかどうかわからないと言うリスクがあります。
事実、授かり婚(できちゃった結婚)と普通婚では授かり婚の方が離婚率が高く、10代後半では離婚率が58.4%、20代前半で42.5%と、年齢が若ければより離婚率が高いという統計データもあるくらいです。参考:でき婚の離婚率はとっても高い!最も多い離婚理由は?
僕たちは学生結婚してもう4年になりますが、本当に妻のことを愛しています。
ただ、正直いうと、結婚当初(当時大学3年生)は不安でいっぱいでしたし、お互いに「本当にこの人でいいのだろうか」と思うこともありました。
人生経験の浅い若いうちに結婚することは、そういったリスクもはらんでいると言うことですね。

ただまあ個人的には年齢にかかわらず結婚して見ないとわからない部分とかもあると思います。
若くして結婚するメリットもあるので、あわせて確認してみてください!
学生結婚のメリット


- 家族との時間が多い
- 学費免除の可能性もある
- 老後を早く迎えられる
①家族との時間が圧倒的に多い

これは人それぞれかもしれませんが、僕は大学の頃第一子が産まれてからは、家族3人で過ごす時間がとても多くとれました。
妊娠が発覚して結婚してからはアルバイト漬けでしたが、卒業前はアルバイトはしていたとはいえ、卒論もあったので家にいることが多かったんです。
なので普通に就職していたらありえないくらいの時間を妻と子供と過ごすことができました。
僕は子供の寝かしつけとお風呂を担当していましたが、子育てに関しても勉強するきっかけになったり、子育てについて妻とたくさん話す時間もできました。

学費免除になる可能性もある
いくつかの要件を満たす必要がありますが、条件によっては学費が免除される可能性があります。
- 学費を自己負担している
- 扶養が親から独立している
- 一定額以上の資金援助を受けていない
などの一定の要件を満たせば、大学の授業料が免除される可能性があります。
詳しくは学生結婚したら授業料免除!?必見!!学費免除のための三つの条件!に書いてあるのできになる人は読んでみてください。
学校によっても満たすべき条件が違ってきたりするので、本当に免除を受けたいなら学校に聞いてみることをお勧めします。

老後を早く迎えることができる

学生結婚に限ってではありませんが、若く結婚することによって、体力のあるうちに子育てに勤しむことができます。
子育ては非常に体力のいる仕事です。近年晩婚化が進んでいますが、こういった面では若くして子供を産むことは大きなメリットといえるでしょう。
また、老後も早く迎えることができます。僕たちの場合は21歳の時に一人目の出産を迎えたのですが、一人目が成人しても僕も妻もまだ41歳です(笑)。老後も元気モリモリ。

学生結婚するなら大切にした方がいいと思うこと

これから学生結婚を考えている人へ、学生結婚するなら大切だと思うこと4つをお伝えします。
①両親や親族の理解を得ること
両親を始め、互いの親族に結婚を理解してもらうことは、学生結婚のみならず結婚することにおいて外すことができないことです。
ただ、学生結婚というのはただでさえ周りに理解されない側面があるため、より一層周りの理解を得る努力が必要になってくるでしょう。
学生のうちにもし、子供ができてしまったら、双方の親から結婚の了承をいただくのは難しいことだと思います。しっかりと誠意を見せ、これからの生活が大丈夫だと安心してもらえるように尽くすことが一番大事です。
②しっかりとした資金計画を立てる
これから安心して家族としてやっていくには、ある程度の先行きのある資金計画が必要になります。
今現状のお金が夫婦でいくらあって、これから毎月バイトでいくら稼げて、就職してからどうしていくのか、生活費はいくらでやっていけそうかなどです。
「愛があれば全て乗り越えられる!」なんて言葉がありますが、お金がないと無理ですw。
別にかっちりしすぎてなくてもいいので、「この給料でこれくらい稼いで、生活費はこれくらいで」というプランは立てておきましょう!
友人にはできるだけ直接伝えよう!
子供ができたのであれば特にそうですが、友達には絶対に直接伝えた方がいいです。
これは僕の経験からも実証済みです。
大学の時に彼女が妊娠して、結婚することになってから、親しかった友達やサークルのみんなの前で直接伝えたんですが、やっぱり直接伝えた友人は今でも仲良くできています。
逆に残念ながら、間接的に伝わってしまった友人はなんとなく疎遠になっていきます。
人生を大きく変えるような出来事が起こった時、それを直接伝えるという行為は、相手にとってもこちらの信頼が伝わります。
逆に間接的に聞くと、「噂」になってしまうのでどうしても尾ひれはひれはつきものですし、「あいつはそういうやつなんだ」と周りに印象を与えてしまうんです。

実際に伝えた友人たちにも「あの時は直接いってくれて嬉しかったよ」とたまに言ってもらえます。
勇気がいることかもしれませんが、自分たちが「学生結婚をする!」と決めたのなら周りの知り合いや友人には公式発表するくらいの覚悟を示すことをお勧めします。
夫婦でできるだけ多く会話する

これは学生結婚した人の相談に乗るようになってより一層強く思うようになったのですが、結局うまくいっていない夫婦の一番の原因はコミュニケーション不足なんですね。

これって学生結婚に限らず夫婦にとても多く起こることだと思います。
近くにいる人だからこそ日々の会話を大事にしてください。
特に学生結婚という道を選んだのなら、お互い多かれ少なかれ不安はあるはずです。その不安を抱えたままお互いの思いが通じていない状態になってしまっては、より不安が倍増するだけです。
週に一回とかでもいいので晩御飯の時にでも一緒にゆっくり将来のことや、今日あったことの話をするようにしましょう。
とにかくたくさん、頻繁に時間を設けてゆっくり話す!家族生活を営んでいく上でこれほど大事なことはないと思います。
学生のうちに結婚するということは人一倍夫婦で乗り越えていく問題や、時間も多くなります。お互いしっかりコミュニケーションが取れていれば、人生の荒波に飲まれないように支え合うことができていくはずです。
まとめ:学生結婚だからとか関係ないです
僕はこの半年間、学生結婚する人たちのお悩み相談のようなことをやっていました。力になれなかったなと思うこともありましたが、中には「キックさんのおかげで結婚の決心ができました!」や「無事に出産できました!本当に幸せです」などのありがたいお声をいただくこともありました。
大学生や高校生で結婚に踏み切る人たちは毎年多くいます。そしてみんなそれぞれが、それぞれの悩みを抱えています。
親に許してもらえない、お金がない、子供を育てていく自信がない。いろんな障害や不安を抱えているんです。
「学生結婚」という選択肢を取る理由は人によって様々だと思いますが、難しい道のりであることは確かです。
ただ、工夫や努力によって間違いなく乗り越えられるというのも確かです。
学生結婚はあなたが思っているほどどうしようもなく不可能な事ではありません。
幸せな家庭を築く努力を惜しまなければ楽しい人生は必ず歩めるものです。
彼女が妊娠したかも!という人は?
妊娠がまだ確定ではない、生理がこないだけという人は次の手順で行動しましょう。
この手順をまずは踏みましょう。検査薬は近くの薬局かネットでも買えます。
お金に不安がある人は”副業”と”貯金”しましょう
この記事を読んでいる人には、学生ながら結婚を決意した人も多いと思います。
そういった人が一番抱える不安の1つが経済的な問題だと思います。
- 結婚や出産に必要なお金がどれくらいかわからない
- 家族を養っていくだけのお金がない
- 借金があって家族養うどころじゃない
などなど。
ただ、結論から言うと、これらの若い時のお金の問題は在宅副業と貯金でほとんどの場合は乗り切れます。
僕が実際に取り組んだ貯金の方法についてはすべて下の記事にまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
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