どーも皆さんこんにちは。脱サラニートブロガーのキック(@kikumer)です。
先月、会社を辞めて高知県の限界集落に家族四人で引っ越してきました。
実は僕の前いた会社は2年目の新入社員で年収700万円もありました。
新人にしては給料良すぎる会社で、初任給ランキングでも全国50番以内に入っていたと思います(今は知らない)
また、おそらく30才前後で年収1,000万円くらいは保証されていたと思います。
そんな超恵まれた会社を僕は入社2年で辞めましたw

※脱サラした写真w
うわあああ!やってられるかああああああ!
と言わんばかりに。。。
今日はそんな僕がなぜそんないい会社を辞めたのかの理由をお話しします。
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目次
ただただいい会社だった

先にことわっておくと、僕は別に会社が嫌だったから辞めたと言うわけではありません。
だいたい会社辞めた理由をあげる時って、とにかくブラック企業だったからだ!って話の下りが多いと思うんですが、お気付きの通り、僕の入社した会社はよくいうブラック企業のそれとは違い、かなりのホワイトでした。
まず、基本外回りでスケジュールもほぼ自由でした。月のノルマさえ達成したら特に何か言われることはありませんし、手を上げればいろんな仕事を任せてもらえる環境でした。
給料は他社の新入社員の倍くらいあって、出張に行くタイミングも自分で決めれました。
人も本当にいい人たちばかりで、僕が新入社員の時全く会社に馴染めていなかったのを部長はじめ、たくさんの人が馴染めるようにフォローしてくださいました。
僕の入った部署は部長、副部長、マネージャー全員20代でかなりの若い部署でしたが本当にいい雰囲気で、入社して1週間の「辞めたい」とか言ってる社員にわざわざ誕生日サプライズをしてくれるような会社でした。
当時の会社の先輩方には本当に感謝しかありません。
ホワイト企業なのに会社を辞めた理由
じゃあなんで辞めんねん!って話になってくると思うんですが、理由はいろいろあります。
事の発端は学生時代
まずは僕の学生時代に遡ります。

僕は大学時代に子供ができたのもあって、当時は「地道に働いてお金稼がなきゃ!公務員にでもなろうか!」と本気で思ってました。
そしてまじめに就活をしている時、とあるベンチャー企業の社長さんからこんなことを言われます。
「僕も父親になってから会社辞めて起業したんだけど、考えたんだよ。
『お前らが産まれたからオレは養うために頑張って働いてるんだ。辛いことも多いがこれが人生なんだよ。』と言うのか『お前らが産まれたんやけどごめんなあ!オレめっちゃ好きなことやって家にもいない。けど、人生ってめちゃくちゃ面白いんだぜ!』と言うのか、どっちの親父の背中を見せたいのかってね」
これを聞いた時、背中に電流のようなものが走りました。
そういう生き方もあるのかああああ!!と
その頃から一旦は就職しても何年か仕事して能力つけたら独立したい。そして家族で世界一周したい!という思いを胸に秘めるようになりました。
入社した当日から「辞めたい」と思うように
当時第一希望の会社に内定をもらい、ウハウハだったんですが、入社して研修期間に入った瞬間に僕が思ったのは
あ、辞めたい。
でした(笑)
これは僕の会社に限ったことではないと思うんですが、会社員の最初ってとにかくたくさん研修するじゃないですか。
やれ名刺入れの色は黒か茶色にしろ、やれ靴の色は黒じゃないとダメだ、とか。そういう研修をしていると「これ僕じゃなくてもいいんじゃないかな」って思っちゃったんですよね。
で入社1週間も経たないうちに先輩に「正直続く気がしない」と言ってしまいました。
今思えばいきなり入ってきたやつにそんなこと言われたら「お前なんで入ってきたの?」ってなりますが、先輩は親身に相談に乗ってくれました。
ほんとあの時はありがとうございました。
で、実際は僕の場合は家族もいるし早々に辞める決断をするわけにももちろんいかないので、その時点で「やめよう」と思っていたわけではなかったのですが、何れにしても辞めたいという気持ちは強まりました。
家族で世界一周したいから!
は?バカなの?
と言うお声はもう聞き飽きたので却下いたします(笑)
これはもう3年前から毎日のように口に出しているんですが、とにかく家族で世界一周したいんです。
僕も妻も世界を見たい!という好奇心がとても強く、また子供たちと世界を見て回って、感動や経験を共有できたらどんなに楽しいだろう。と毎日妄想しています。
会社員時代もホントに毎日のように世界一周に家族で行く妄想にふけっていましたが、ふと「あれ、けど貯金していっても貯金終わったら帰ってこなくちゃダメだよね、てことはいずれは終わる旅じゃん!!」
と思ったんです。
もともとは養育資金とは別に1000万円貯めて世界一周へスタートしようと思っていたんですが、いかんせん僕には収入がありません。
やばい!1000万円でも多分旅してたらすぐなくなる。世界中を旅するには旅しながら稼がないとダメだ!
そう思って何がいいか考えた時に学生時代に少しやってたブログが思い浮かびました。
就職してブログやめた当初から、「いつかブログやりたいなあ」と思っていたのもあって「どうせなら旅自体を発信することを仕事にしたい!」と思うようになりました。
毎日同じことの繰り返しに消耗する
ただ、仕事自体はとても順調で、成長も感じることができていました。また、会社の人もとてもいい人ばかりだったので、入社した当初は、「会社に尽くそう!」という思いで働いていたんです。それはそれで楽しい時間でした。
ただ、それでも毎日同じ事を繰り返して行くうちに「僕はこれをあと何年やり続けるんだろう」と思うようになります。
年収もある程度あって、会社員というだけである程度の社会的地位は約束されていて、順調に勤め上げれば一軒家を買い、ローンも早めに払い終わって家族で幸せな生活ができるのでしょう。
会社員として毎日働いていると、そんな未来が何度も僕の頭をかすめます。その度に「そんな未来もいいかもしれないな」と思いました。
ただ、未来を想像するたびに同時にもう1つ、頭によぎるのは
「つまらないな」
でした。
これから頑張って働いて、徐々に責任ある立場に立って、家を買って、車も買い換えてそのローンを払って。まあある程度の裕福な人生を送れるんだろうけどでも、いかんせん面白くない。
逆に言えば毎日働いて、毎朝同じ時間に起きての繰り返し。この生活をあと40年続けないといけない。そう考えた時の絶望感は計り知れませんでした。

うわ、なんか先の人生見えちゃった・・・みたいな感じで。
人生の本筋があらかじめ決まってるって退屈すぎる。と思ってしまいました。
そんな時、学生時代にベンチャー企業の社長が言ってた言葉を思い出します。
「毎日我慢してる父親か、毎日ワクワクしてる父親か、どっちの背中を見せたい?」
ただ、僕には守るべき家族がいる。僕の無責任な決断で家族が食べていけないことになったらどうしよう。
そんなことを毎日考えるようになりました。
好きなことで活躍していく友人への劣等感
そんな日々を過ごす中、僕の大学時代の友人や先輩が、SNSなどで映る好きなことしてそれを仕事にしていっている姿がその想いに拍車をかけます。

当時僕の仲が良かった先輩ではNPO法人を立ち上げた矢野大地やお笑い芸人をやっている熱燗ドラゴンのメンバー(ちなみに熱燗ドラゴンが生まれたきっかけは僕の結婚式の余興ですw)には正直いつも劣等感のようなものを抱いていました。
最初はそのことに自分が気づかないふりをして「俺の方が収入あるし」とか思って、自分の思いに蓋をしていたんですが、自分に嘘をつき続けるというのは難しいもので、「羨ましい!僕もこういう生き方がしたい!」と次第に強く思うようになっていきました。
妻の一言
そんなある日ふと妻に
と聞いてみました。困る!って言われるかなって思ったんですが妻は意外にも
の一言でした。
えええええええ!!!!マジでえええええええ!!!
なんだかその時の雰囲気はちょっと冗談ぽかったのであとで何度も聞いたんですが、妻は決まって「辞めたいなら辞めや」でした。
妻曰く、自分の人生なんだし楽しくないなら楽しい方を選べばいいんじゃない?稼げないなら私が稼ぐし。ということらしいです。
男前すぎて惚れそうになりました照
妻の神っぷりについては別の記事に書いているので興味ある人はどーぞw
【関連記事】:学生結婚して一緒になった妻が神すぎる話
ほんと、僕がわがままに生きさせてもらっているのも妻のおかげです。妻を裏切らないためにも僕はフリーランスで頑張りたいと思います。
挑戦せずに終わることが一番怖い
人生において何事もそうなんですが、やっぱりやりたいと思うことがあるのにそれに挑戦しないことほどリスキーなことってないなーと思うんです。
だってそうじゃないですか?人生の最後の日に「安定してなかった」「お金稼げなかった」って後悔する人がいるとは思えません。
多分「もっとやりたいことやればよかった」って後悔する人の方が圧倒的に多いんじゃないかなと思います。
新しいことをやろうとした時って必ず
- 収入がなくなるのが怖い
- 周りから罵倒されるのが怖い
- 新しい環境に飛び込むのが怖い
- プライドが傷つくのが怖い
いろんな恐怖が出てきます。
でもそれよりも一番怖いのって「人生を我慢して死ぬこと」じゃないでしょうか?
やりたいこと我慢して、挫折することからも逃げて、最後には後悔が残る。僕にとって会社員を続けることによる未来はそうなるように感じたんです。
それだけは嫌なんですよ。
それにそうなった時、やりたいことができなかったことを家族のせいにしてしまうのも嫌でした。
「僕には家族がいたから真面目に働いたよ」ってすごく美徳に聞こえがちですが裏を返せばそれってベンチャー企業の社長も言ってた「お前らがいるから我慢して働いてるよ」ってことじゃないかと。
会社辞めても死なない
あともう1ついうと、基本的に仕事辞める!というと人生においてかなり大きな決断のように感じると思います。僕も実際、会社辞めた時にはやはり周りから「思い切ったねー」と言われました。
確かに人生の大きな方向転換かもしれませんが、それは今までの「定年まで会社で務める」という固定概念があったからだと思います。
実際会社辞めること自体はみんなが思っているほど、あまりリスクではないと思うんです。
極論、別に死にゃしません。
確かに継続的な収入がなくなることは大変なことですが、ぶっちゃけコンビニのバイトでも生きていこうと思えば生きていけますよ。
あと、フリーランスに転向してもちゃんとした考え持って行動してればもしまた就職活動する時が来ても雇ってくれるところは必ずあると思うんですよね。
実際僕はありがたいことにいつでも雇ってあげるよって言ってくれるとこもありますし、前の職場もホワイト企業なので「いつでも戻って来ていいよ」って言ってくれてます。
だから多分死にません。
ホントありがたい限りです。
よく考えれば、こんなリスクない状況で逆に何にビビるんだって話です。挑戦しなくちゃバチが当たるんじゃないかなって思うくらい。だから僕は周りの環境に甘えて、挑戦します。
毎日死んだような目して満員電車に乗って、安月給で終電まで働き続ける方が心も病むし視野が狭くなるしでよっぽどリスクです。(僕はそんなではなかったですが周りの友達でそういう人はホント多いです)
やりたいことがあるってむちゃくちゃ幸せなことです。今やるべき道が見えているってことだから。
人生一度きり、家族がいたって自分の人生歩んでいいんです。それを証明するためにも、僕はブログで稼げるようになって家族で世界一周します!!!